アウディは「CarPlay」と「Android Auto」に両対応、2015年から:車載情報機器
Audi(アウディ)は、Appleが「iPhone」向けに提供する車載情報機器との連携機能「CarPlay」と、GoogleがAndroidスマートフォン向けに提供する同様の機能「Android Auto」の両方に、2015年から対応すると発表した。
Audi(アウディ)は2014年6月26日(欧州時間)、Appleが「iPhone」向けに提供する車載情報機器との連携機能「CarPlay」と、GoogleがAndroidスマートフォン向けに提供する同様の機能「Android Auto」の両方に対応すると発表した。2015年に発売する車両で、同社の車載情報機器プラットフォーム「Multi Media Interface(MMI)」に、CarPlayとAndroid Autoの両方に対応する機能を搭載する方針。
アウディは、2014年1月に設立されたAndroid Autoの開発を推進するオープン・オートモーティブ・アライアンス(OAA)の設立メンバーである(関連記事:「iOS in the Car」に対応予定のホンダ、車載Androidを促進する新団体にも参加)。初期の開発成果として、「Google Maps」を用いたナビゲーションや、「Google Play Music」を用いたストリーミングサービスなどを、スマートフォンと連携した車載情報機器上で利用できるようになっている。一方、CarPlayへの対応については、シリコンバレーにあるアウディの開発拠点とAppleの間で密接なやりとりを行っているという。
これまでアウディが属するVolkswagen(フォルクスワーゲン)グループは、OAAに参加する一方で、CarPlayへの対応を表明していなかった(関連記事:車載Android推進団体OAAの参加規模が6倍に、2014年末に「Android Auto」も登場)。今回のアウディの発表により、フォルクスワーゲングループ全体で、CarPlayとAndroid Autoの両対応を進める可能性が出てきた。
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