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信頼性問題をどうつぶす? 法規制や環境対応に対し試験受託の外部委託が増加:製品評価・試験サービス(2/2 ページ)
OKIグループにおいて、信頼性評価と環境保全の技術サービスを提供するOKIエンジニアリングは、試験委託の増加により、埼玉県本庄市に「第二EMCセンター」を開設した。
「第二EMCセンター」で待ち時間短縮へ
「第二EMCセンター」建築面積は655は平方m、延べ床面積が950平方mで建屋の高さは11.8mで、EMC試験サービスや製品安全試験サービス、車載EMC試験サービスなどを担う。
特徴の1つが、奥行き22×横幅13×高さ9mの10m法電波暗室である。自動車など大型設備のノイズ検査などを行える。周波数範囲は10kHz〜18GHzで、ターンテーブルを設置している他、給排水および排気設備を備えている。これにより自動車を稼働させた状態でのノイズ診断など、実稼働状況に近い状態での試験を行えるという。






恒温恒湿室や車載用EMC試験設備も
その他、ー10〜+80度、湿度20〜95%までの試験を行える2.5×3.5×2.7mの恒温恒湿室やECUなどの試験を行う車載用EMC試験設備なども用意している。
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