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ウェアラブルカメラで警備強化、パナソニックが成田空港で実験
パナソニックが成田空港で警備員にウェアラブルカメラとスマートフォンを貸与し、警備員の得ている情報を防災センターで把握、素早く的確な対応を目指す実証実験を行う。
パナソニックは2016年2月15日、成田空港にてウェアラブルカメラと位置測位技術を活用した「インタラクティブ警備システム」の実証実験を行うと発表した。
警備員にウェアラブルカメラとスマートフォンを貸与し、映像と位置情報を防災センターで把握。定点に固定されている防犯カメラの映像と合わせて状況を集中管理・確認することで迅速な対応を目指す。警備に関する情報を防災センターから各警備員のスマートフォンにテキストや画像で送り仕組みも用意し、効率的な警備の実現を図る。
実証実験は成田空港第2旅客ターミナルの1〜4Fにて、2016年2月22日から同年3月4日まで行われる予定。2月22日〜22日は位置測位精度やウェアラブルカメラからの映像伝送など技術面を検証し、2月29日〜3月4日は実際の警備員に装備を渡し、ウェアラブルカメラの装着感なども含めたシステムとしての検証を行うとしている。
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