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ネカフェで「没入」、7000店舗にVR HMDを無償提供

仮想世界を視線で操作できる、視線追従型のVR HMD「FOVE」が日韓のインターネットカフェ約7000店に無償提供される。月間約2500万人にVRを体験してもらう機会を創出することでVR市場の立ち上げを狙う。

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 視線追跡形VRヘッドマウントディスプレイ「FOVE」を手掛けるFOVEとネットカフェ向けコンテンツ配信などを手掛けるテクノブラッドが提携、FOVEを日韓のインターネットカフェ約7000店舗に無償提供する。ネットカフェの来客にVRコンテンツを体験してもらい、市場を盛り上げる狙いだ。

VR HMD「FOVE」ネットカフェ VR HMD「FOVE」

 FOVEは視線追跡技術と動作追跡技術を搭載するVR HMDで、視線追従の技術を導入することで、「視線の動き」だけで仮想空間に対してさまざまな入力操作を行える。2015年5月にクラウドファンディングでの量産資金調達を開始し、目標額を上回る約48万ドルの資金調達に成功。現在は開発キットの出荷に向けた準備を進めている。

 日韓への展開については韓N Media Platformを通じて日韓合計約7000店舗への導入を目標とし、月間2500万人の利用者にアプローチするVRコンテンツ体験体制を構築する。コンテンツについてはテクノブラッドのネットカフェ向けコンテンツ配信ソリューション「プロビジョン」ならびN Media Platformの「Geto」「multiself」を活用する。

 VR環境構築に必要なGPUについてはNVIDIAならびAMDと協力し、コンテンツ開発に関してもコロプラネクストやTokyo VR Startups、サイバーエージェントベンチャーズコリア、East Gate Partnersといった日韓のVCが出資を検討するとしている。

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