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ウェアラブル医療向けパルス酸素濃度計/心拍数統合センサーモジュール:医療機器ニュース
Maxim Integrated Productsは、ウェアラブル医療やフィットネスアプリケーション向けに、パルス酸素濃度計および心拍数統合センサーモジュールの「MAX30102」を発表した。
Maxim Integrated Productsは2016年1月12日、ウェアラブル医療やフィットネスアプリケーション向けに、パルス酸素濃度計および心拍数統合センサーモジュールの「MAX30102」を発表した。
MAX30102は、赤色および赤外線LEDを内蔵し、LEDパルスを変調して酸素飽和度(SpO2)と心拍数の測定値を送信できる。また、LED/フォトディテクタ/光学素子/環境光除去を備えた低ノイズ電子回路を内蔵。光学/電気的性能を犠牲にすることなく、省スペースを可能にした。
また、1.8V単一電源と内蔵LED用の5V電源で動作するため、バッテリー寿命を延長できる。動作温度範囲は−40〜50℃で、5.6×3.3×1.55mmの小型14ピン光モジュールで提供される。
1000個以上購入時の単価は4.13ドルから。モジュールと加速度計を内蔵した評価プラットフォームも提供しており、システム設計者は製品の市場投入までの時間を短縮できるという。
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