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フィールドサービスマネジメントに関する調査結果を発表製造マネジメントニュース

サービスマックスは、「フィールドサービスマネジメント(FSM)に関する調査 2015」を発表した。FSMにおいては初期対応スピードが重視されており、予防保全やIoT/M2Mへの関心の高さがうかがえる結果となった。

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 サービスマックスは2015年12月15日、日本市場におけるフィールドサービス(メンテナンス・サービス)の最新状況を明らかにするため、「フィールドサービスマネジメント(FSM)に関する調査 2015」を実施し、その結果を発表した。

 調査対象は、従業員数500人以上の企業向け製造業に勤める係長・主任クラス以上の役職者で、フィールドサービスに関わっている人。同年9月15〜30日にインターネットリサーチを実施し、206社から回答を得た。

 フィールドサービスにおいて、最も重視している要素を尋ねたところ、65.1%が「初期対応スピード」と回答。「高い専門性」や「顧客とのコミュニケーション」を挙げた人も半数近くいた。また、今後強化していきたいこととして「予防保全の施策」(56.8%)、「顧客・契約情報・サービス履歴の管理性向上」(52.1%)と答えた人が多かった。

 次の5年間で、フィールドサービスの現場に大きな影響を与えると思うもの(こと)については、「ビッグデータ」(56.8%)、「IoT(モノのインターネット)」(54.8%)が挙がった。

 IoTやM2M(Machine to Machine)導入の進捗状況は、「既にIoT/M2Mを導入している」が11.6%、「現在導入しようとしている」が19.9%。さらに、15.1%の人が「(IoT/M2Mは)既に当たり前になっている/なり始めている」と答えた。

 フィールドサービスにIoT/M2Mを早期導入することのメリットとして、67.0%の人が「顧客満足・ロイヤルティーの向上」と回答。「業務効率の強化」(56.3%)や「収益増加」(48.5%)を挙げた人もいた。

 市場調査会社大手ITRの調べでは、FSM市場は2015年度、38億円の市場規模があり、2019年度には59億円へと成長が予測されている。一方、サービスマックスの市場調査では、潜在的なものを含めると、世界規模で2兆円の市場規模があり、日本市場でも約2500億円の市場が存在すると見込んでいる。

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