2015年の日本カー・オブ・ザ・イヤーは「ロードスター」、マツダが2年連続受賞:車両デザイン
マツダは、新型「マツダ ロードスター」が「2015-2016 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したと発表した。同社は、前年(2014-2015年)の日本カー・オブ・ザ・イヤーも「デミオ」で受賞しており、今回で2年連続6回目の受賞になるという。
マツダは2015年12月7日、同年6月に発売した新型「マツダ ロードスター(海外名:Mazda MX-5)」が「2015-2016 日本カー・オブ・ザ・イヤー」(主催:日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会)を受賞したと発表した。同社は、前年(2014-2015年)の日本カー・オブ・ザ・イヤーも「デミオ」で受賞している。今回で2年連続6回目の受賞になるという。
同委員会は授賞理由を「明確なコンセプトを持ち、作り手の熱い情熱を感じさせるライトウエイトスポーツカーとして、そのでき映えの素晴らしさは誰もが認めるところである。さらに初代登場の1989年以来、26年にわたってドライビングの楽しさを追求し続け、真のクルマ文化を根付かせたいと努力してきたマツダの企業姿勢についても高く評価した」としている。
また、マツダ社長兼CEOの小飼雅道氏は、「皆さまから熱い応援をいただき、この度ロードスターが、このような名誉ある賞を受賞することができたことを心から光栄に思うとともに、感謝の気持ちでいっぱいです。この賞を励みに、マツダは今後もお客さまに走る歓びをお届けすることで、お客さまに選ばれ続けるオンリーワンのブランドになることを目指していきます」と述べている。
新型ロードスターは、先代モデル比で100kg以上の大幅な軽量化や理想的なドライビングポジションの実現など、人がクルマを楽しむ感覚の深化に取り組み、「人馬一体」の楽しさを追求した、後輪駆動(FR)の2人乗りのライトウェイトオープンスポーツカーである。
軽い操作で簡単に開閉でき、耐候性にもすぐれたソフトトップを採用し、飛行機内に持ち込み可能なサイズのキャリーバッグを2個積める荷室を確保した。2人乗りのスポーツカーでありながら、利便性が高く、毎日の生活に新鮮な刺激をもたらすクルマであることにこだわって開発したとしている。
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