製造業向け「IoT導入支援パック」を発売、クラウド型分析環境などを提供:製造ITニュース
日立コンサルティングと日立システムズは、企業のIoT導入を支援する「IoT導入支援パック」を発売した。IoT構想策定支援コンサルティングサービスとクラウド型のデータ収集/管理/分析環境をトライアルパックとして提供する。
日立コンサルティングと日立システムズは2015年11月26日、企業のIoT(モノのインターネット)導入を支援する「IoT導入支援パック」の販売を開始した。工場やプラント設備を持つ製造業向けに提供し、IoTプロジェクトの迅速な立ち上げを支援する。
これまで日立コンサルティングでは、IoTビジネス構想策定を通じて蓄積したノウハウを活用し、「IoTビジネス構想策定コンサルティング」サービスを提供してきた。また、日立システムズでは、IoT活用に必要なデータセンターなどに加え、クラウド型遠隔統合監視基盤サービス「ファシリティ・モニタリングサービス」を提供している。
今回発売されたIoT導入支援パックは、日立コンサルティングのIoT構想策定を支援するコンサルティングサービスと、日立システムズのクラウド型のデータ収集/管理/分析環境をトライアルパックとして提供するもの。同サービスを活用することで、IoTのビジネス活用に向けたテーマ設定、計画立案、検証、見直しなどのプロセスが短期間・低コストで実施可能になるという。
データの収集/管理/分析環境は、日立システムズのファシリティ・モニタリングサービスを活用する。同社のデータセンターから管理対象数・利用期間に応じたクラウド型で提供するため、初期投資を抑えて計画策定から効果検証までを実施できる。同パック利用後は、IoT導入の際のM2Mネットワークの構築、制御系システムセキュリティ、大規模データの保管などのニーズにも対応する。
両社では、2018年度末までに累計50社への販売を目指すとしている。
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