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製造業におけるIoTの利用は順調に進行、企業の半数以上が可能性を認識製造ITニュース

インフォアは、北米など12カ国の製造業に対して実施した「IoTの適用状況についての調査」結果を発表した。製造業におけるIoTの利用は、順調に進行していることが分かった。

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 インフォアは2015年11月3日、パリで開催されたInforumで、北米、英国、ドイツ、フランス、イタリア、中国、インドを含む12カ国の製造業に対して実施した「IoTの適用状況についての調査」の結果を発表した。

 今回の調査結果によると、全世界の製造業の10%がIoT(モノのインターネット)の利用をビジネス上の最優先課題であると回答している。併せて、28%の企業がIoTの利用を上位3つの優先課題に挙げていることが分かった。

 また、10%の企業がIoTプロジェクトを進行中で、22%がパイロットプロジェクトを実行中あるいは今後12カ月の間に計画中、38%がIoT利用の可能性について調査中と回答。製造業におけるIoTの利用は、順調に進行していることがうかがえる。

 IoT推進のメリットとしては、55%の企業が業務の効率化によるコスト削減を挙げる一方で、30%の企業が新たなサービスの提供による収益の増加を想定している。

 なお、IoT利用に関与する部門は、経営幹部が31%、ITが28%、製造オペレーションが13%、設備・施設管理が6%、マーケティングが5%で、企業によって異なることが分かった。IoT利用の課題としては、スキル不足、明確なコストメリットを提示できないことなどが挙げられていた。

 これらの結果を受けて同社では、「常に生産性を上げなければならないという課題を背負うメーカーは、IoTテクノロジーを有効活用することで得られる競争優位性を知っている。今後パイロットプロジェクトがさらに増えて、実稼働できるように進化していくと期待している」としている。

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