マツダは2015年10月26日、タイのパワートレイン生産工場(MPMT)で、エンジンの量産を開始したと発表した。MPMTの川上英範社長兼CEOやマツダの常務執行役員らが出席し、量産開始の記念式典が開催された。
MPMTのエンジン工場は、同国のエコカー優遇制度に対応して建設された。日本国内の本社工場(広島市)、中国、メキシコに続く、4番目の「SKYACTIVエンジン」の生産拠点となる。マツダでは、タイを車両、エンジン、トランスミッションを一貫生産する、海外初の重要拠点と位置付けている。
MPMTの年間生産能力は約3万基で、現在生産している「SKYACTIV-D1.5」は、同国にある車両生産拠点に出荷され、タイ市場向けの「Mazda2」に搭載される。
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