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富士ソフト、FPGA向け「NVMe」IPを販売開始
富士ソフトが米IntelliPropのFPGA向けNVMeストレージIP「NVMe IP Core」を販売開始すると発表した。
富士ソフトは2015年11月11日、米IntelliPropのストレージIP「NVMe IP Core」を同年11月18日より販売開始すると発表した。
「NVMe(Non-Volatile Memory Express:NVM Express)」はSSDを主眼として開発されたストレージ用の制御規格。HDDの接続を前提に設計されたACHIとは異なり、SSDの接続を前提にPCIeを技術基盤としており、「NVMe IP Core」はSATA接続型SSDに比べ16倍の性能を発揮することが可能(富士ソフト)としている。
NVMe IP CoreはFPGA設計に利用可能なIPコアで、PCIe Gen1/Gen2/Gen3の速度を使用し、NVMeの標準規格を完全準拠。FPGAのHDLとして広く利用されているVerilog-HDLにも対応する。なお、NVMeに対応したFPGA向けのコントローラーIPの提供は本件が「国内初」(同社)になる。
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