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リヤウィンドウのど真ん中にブレーキランプを設置!? 透過型有機EL照明で実現東京モーターショー2015

パイオニアは、「東京モーターショー2015」において、独自の有機EL照明技術を活用した「透過型ハイマウントストップランプ」を展示した。ランプのオン/オフに関わらず透過性を確保できる透過型ハイマウントストップランプは、リヤウィンドウそのものに組み込むこともできるという。

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 パイオニアは、「東京モーターショー2015」(一般公開日:2015年10月30日〜11月8日、東京ビッグサイト)において、独自の有機EL照明技術を活用した「透過型ハイマウントストップランプ」を展示した。従来のハイマウントストップランプは、リヤウィンドウフレームの上部などに設置する必要があったが、透過型ハイマウントストップランプは、ランプのオン/オフに関わらず透過性を確保できるため、リヤウィンドウそのものに組み込むこともできるという。

 同社は三菱化学と共同して、発光層蒸着型有機EL照明モジュールの事業展開を進めてきたが、これまでの対象市場は民生機器向けが中心だった。今回の透過型ハイマウントストップランプは、有機EL照明の特徴である面均一発光の特性を生かし、LEDでは難しい一方向への発光と消灯時の透過性を実現している。また発光時も透過性を損なわないので、運転席側からの後方視界を確保できる。

「透過型ハイマウントストップランプ」の展示
「透過型ハイマウントストップランプ」の展示。有機EL照明による面均一発光で、車両後方から点灯していることがはっきりと確認できる(クリックで拡大)
「透過型ハイマウントストップランプ」を消灯した状態
「透過型ハイマウントストップランプ」を消灯した状態。透過性を有しているので、運転席からの後方視認性を確保できる(クリックで拡大)
「透過型ハイマウントストップランプ」の発光時に、運転席側から後方を見た状態
「透過型ハイマウントストップランプ」の発光時に、運転席側から後方を見た状態。発光していても後方視認性は確保できている(クリックで拡大)

 パイオニアは、透過型ハイマウントストップランプだけでなく、他の車載用途で透過型有機EL照明を提案していきたい考え。有機EL照明は、極めて薄く、曲面形状も可能なので、車両の外装部に適用すれば、車室内からの視界を確保しながら、自車両の存在や走行状態を視覚的にアピールすることが可能になる。例えば自動運転車では、ドライバーが運転操作を行っていないときに、自動運転車がどういった動作をしようとしているのかを周辺の車両や歩行者に伝える必要が出てくるといわれている。その場合、高い視認性が求められるので、透過型有機EL照明にも採用の可能性が出てくるかもしれない。

外装部に透過型有機EL照明を適用した車両のイメージ
外装部に透過型有機EL照明を適用した車両のイメージ(クリックで拡大)

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