協業でIoTアプリケーション向けクラウド環境を提供:製造IT導入事例
PTCジャパンは、同社子会社の米ThingWorxがアナログ・デバイセズと協業し、ThingWorx IoTプラットフォームを利用して統合された「センサーTOクラウド」環境を提供すると発表した。
PTCジャパンは2015年10月14日、PTC子会社でIoT(モノのインターネット)プラットフォームを開発する米ThingWorxが、世界的な半導体企業のアナログ・デバイセズと協業し、ThingWorx IoTプラットフォームを利用して統合された「センサーTOクラウド」環境を提供すると発表した。
今回の協業は、両社から提供されるセンシング技術や計測技術、コネクト技術のテクノロジーでアナログとデジタルの世界をより高度に、より簡単につなぐことを目的としている。エッジデバイスやセンサーからワイヤレス通信を経由して、ビッグデータの収集・分析までを可能にするIoTのデータパスをサポートするという。
アナログ・デバイセズは、ミックスド・シグナル、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)を搭載した集積回路(IC)の幅広い製品ポートフォリオを提供し、さまざまな電子機器に採用された実績を持つ。同社は、ThingWorxから提供されるデータを活用し、顧客のさらなる操作性向上に取り組む。
ThingWorxのパートナープログラムは、テクノロジーパートナー、システムインテグレーター、コンサルタント向けに、IoTプラットフォームThingWorxを補完するエンゲージメントプログラムやイネーブルメントプログラムを支援している。また、パートナーに対して、技術教育や資格制度、セールストレーニング、共同マーケティング、製品戦略モデルなどを提供している。今回の協業により、接続技術や通信技術をはじめ、IoTインフラストラクチャを支える多様なサービスにおいて、さまざまな技術的要求に対応が可能になるとしている。
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