Intel Quark SoC x1000搭載のIoTゲートウェイを発売:FAニュース
アドバンテックは、Intel Quark SoC x1000を搭載した、IoTゲートウェイ「UBC-221」を発売した。オンボードMiniPCIeを搭載したことで、Wi-Fi、3G/4G、Bluetooth、ZigBeeなどのワイヤレス接続もサポートしている。
アドバンテックは2015年8月27日、Intel Quark SoC x1000を搭載した、IoTゲートウェイ「UBC-221」を発売した。駐車場、セキュリティ・監視の他、工業用制御などのIoT(モノのインターネット)や自動制御アプリケーションに対応するという。
UBC-221は、Intel Quark SoC x1000 400MHzプロセッサを搭載し、コンパクトながらマルチ接続が可能なゲートウェイとなる。4線式UART、GPI、GPO、10/100イーサネット(1つはPoEをサポート)、USB、MiniPCIe、SD、12V DC入力に対応している。
オンボードMiniPCIeを搭載したことで、Wi-Fi、3G/4G、Bluetooth、ZigBeeなどのワイヤレス接続もサポート。また、豊富なI/O設計により、センサーを接続し、ネットワークを介してクラウドサーバに生データを渡す通信ブリッジとして機能できる。
UBC-221はファンレスのため、最大消費電力2.8Wと低消費電力を可能にした。VESA、DINレール、ウォールマウントに対応し、容易に複数台のIoTゲートウェイデバイスを展開できる。
さらに、Intel Quarkは、開発者がWebサーバを構築するためのWebサーバパッケージもサポートしている。これにより、ユーザーはWebブラウザを経由して、リモートでUBC-221へアクセスできる。
価格はオープン。同社では、開発者がUBC-221向けのカスタムソフトウェアの製作や、リリース前のアプリケーションの評価・テストができるよう、Yocto Linuxボードサポートパッケージ(BSP)やプリパッケージされたイメージも提供するとしている。
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