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パイオニアが自動運転車向けレーザースキャナを開発、光ディスク技術を応用自動運転技術(2/2 ページ)

パイオニアは、自動運転システムやADAS(先進運転支援システム)に必要とされる3次元レーザースキャナを開発した。2016年中に、自動運転技術で重要な役割を果たす高度化地図の整備車両向けに実用化した後、2017年に業務用製品、2018年から一般車両向けの製品化を目指す。

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「3D-LiDAR」をてこに自動運転データエコシステムに展開広げる

 パイオニアの3D-LiDARの事業展開は、単なる自動運転システムやADAS向けのセンサーだけにとどまらない。

 2016年中に計画している高度化地図の整備車両向けの展開では、地図データ子会社であるインクリメントPと協力して高度化地図の作成にも取り組む。さらに、2018年以降の一般車両向けに製品化する際には、3D-LiDARを搭載した一般車両が取得したスキャンデータをリアルタイムに収集して地図データを差分処理する、低コストで運用可能な「高度化地図データの効率的な整備・運用システム(データエコシステム)」を構築/提案するとしている。

Googleの自動運転の実験車両(左)とHEREの高度化地図作成のためのデータ収集車(右)。両車両とも、屋根に3次元レーザースキャナが設置されている(クリックで拡大) 出典:Google、HERE

 パイオニアは、カーナビゲーションシステムで培った位置測位や経路誘導、各車両から得たプローブ情報を活用したネットワークシステムを構築する技術を有している。この技術を、3D-LiDARで得たスキャンデータを高度化地図データの整備に活用したい考えだ。

「自動運転データエコシステム」に展開できるパイオニアテム」に展開できるパイオニアの強み(クリックで拡大) 出典:パイオニア

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