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ダイハツの苦境を救うか、3スタイルから選べる新型軽自動車モノづくり総合版メルマガ 編集後記

逆転の一打となるか、注目です。

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 この記事は、2015年8月6日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


ダイハツの苦境を救うか、3スタイルから選べる新型軽自動車

 ダイハツ工業が、2015年9月9日に発売する新型軽自動車のティーザーWebサイトを公開しました(関連記事:厳しい軽自動車市場に新風を吹き込む、ダイハツが新型車を2015年9月に投入)。

 2015年度の軽自動車市場は、軽自動車税の増税もあり厳しい販売状況が続いています。2015年4〜6月期の軽自動車販売台数は、前年同期比18%減の41万台となりました。各社とも大幅な減少を余儀なくされていますが、中でも最も苦しいのがダイハツ工業でしょう。

 競合他社と2015年4〜6月期の軽自動車販売台数を比べると、スズキが前年同期比17.2%減の13万8000台、ホンダが同13.7%減の6万9000台なのに対し、ダイハツ工業は同20%減の12万8000台となっています。

 ダイハツ工業にとって厳しいのは、国内事業がこの大幅に減少した軽自動車専業と言ってよく、それをカバーする海外売上高比率もスズキやホンダほど高くないことです。国内の軽自動車販売が業績に直結するのです。このため、2015年4〜6月期の売上高は前年同期比4%減の4121億円と小幅の減少に抑えましたが、営業利益は同36%減の161億円となりました。

 これだけ厳しい状況にもかかわらず、2015年度通期の軽自動車販売台数見通しは前年度比8%減の63万台で変更していません。通期目標を達成するには何らかの起爆剤が必要です。それが、2015年9月9日に発売する新型軽自動車というわけです。

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