おじさんには開発できない、新型「ミラ ココア」の「選ぶ楽しさ」:車両デザイン(1/3 ページ)
ダイハツ工業が軽自動車「ミラ ココア」をマイナーチェンジ。メインユーザーである女性を強く意識し、160通りのバリエーションを設定した。ユーザーの90%が女性というミラ ココアの新モデルを開発する上で活躍したのが、同社の女性社員から成る「ココかわプロジェクト」のメンバーだ。
ダイハツ工業は2014年8月26日、軽自動車「ミラ ココア」をマイナーチェンジし、同日に全国発売すると発表した。メインユーザーである女性を強く意識して、3種類の外装デザインや全15色のボディカラー、9通りの内装色(インストルメンタルパネル3色×シート3色)を組み合わせることで、「軽自動車で最多」(同社)となる160通りのバリエーションを設定。加えて、全国11地域限定の特別仕様車も用意し、「選ぶ楽しさ」を実現したという。JC08モード燃費も、独自の低燃費技術「e:S(イース)テクノロジー」の展開により、従来の26.0km/l(リットル)から29.0km/lに向上した。税込み価格は、118万8000〜162万5400円。月間販売目標台数は3500台。
ダイハツ工業の専務執行役員で営業本部長を務める堀井仁氏は、「今回発表する新型ミラ ココアは、2014年度に6車種投入するとしていた軽自動車新モデルの第3弾となる。ミラ ココアは2009年の発売以降、かわいらしいデザインやあたたかモダンなインテリアが女性から高く評価されてきた。これまでの5年間で販売してきた20万台のユーザーのうち、実に90%を女性が占めている。新型ミラ ココアの開発では、メインユーザーである女性の意見を取り入れるために、当社の女性社員から成る『ココかわプロジェクト』を結成し、女性自ら、女性のためのミラ ココアを企画してもらった。その成果が、160通りと地域限定特別仕様車によるプラスアルファというバリエーション展開の実現につながった」と語る。
新型「ミラ ココア」の地域限定特別仕様車5台(左から北海道の「雪ミク ココア」、東海の「ココア アムール」、関東の「ミラココア べリンダ」、中国の「マカロン」、近畿の「ココアルビー」)と、「ココかわプロジェクト」のメンバー(クリックで拡大)
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