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レクサスのホバーボードは超伝導で浮く、「上で立ったりジャンプしたりできる」:車両デザイン(2/2 ページ)
トヨタ自動車は、レクサスブランドの広告キャンペーン映像「SLIDE」のために開発を進めていた「レクサスホバーボード」の全容を発表した。地面から浮くホバー走行には、超伝導現象を利用している。
バルセロナに“ホバーパーク”を特設
2015年6月の映像公開以降は、スケートの要素と技術を組み込んで、スペイン・バルセロナに特設した“ホバーパーク”でテストが進められた。ホバーパークに敷設するため、最長200mに及ぶ永久磁石のレールがドレスデンの施設から運び込まれ、そのレールを利用して従来のスケートボードでは実現し得ない、水面上を走行するというような技も実現できたという。
レクサスホバーボードのテストライダーはプロスケーターのRoss McGouran(ロス・マクグラン)氏が務めた。「20年間スケートボードをしてきたが、空中に浮くことで摩擦のない状態になるホバーボードを扱うには、特に姿勢やバランスについて一から技術を習得しなければならなかった。全てが新しい経験だった」(マクグラン氏)。
マクグラン氏が、レクサスホバーボードを使ってホバーパークを走行する映像を撮影することでAMAZING IN MOTIONの第4弾であるSLIDEが完成した。監督は、数々の受賞歴を持つHenry-Alex Rubin(ヘンリー=アレックス・ルビン)氏が務めた。
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「Amazing in Motion」の第4弾「SLIDE」(クリックで再生) 出典:トヨタ自動車
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