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脊髄損傷患者向けの歩行アシスト装置を発売:医療機器ニュース
安川電機は、脊髄損傷患者向けの歩行アシスト装置「ReWalk」を、福祉用の装具として販売開始した。脊髄損傷などにより下半身が完全にまひしていても、同製品を装着することで歩行が可能になるという。
安川電機は2015年6月1日、脊髄損傷患者向けの歩行アシスト装置「ReWalk」を、福祉用の装具として販売開始した。
ReWalkは、脊髄損傷などにより下半身が完全にまひしていても、同製品を装着することで歩行が可能になる外骨格状のロボット。力センサーや筋電位センサーを使用せず、装着者の重心位置を検出して歩行動作を行う独自のアルゴリズムにより、スムーズで自然な歩行ができる。既に欧米では、医療・リハビリ施設や個人向けに販売されている。
同社では、2013年9月にイスラエルのReWalk Roboticsと提携し、日本をはじめ、中国・台湾・韓国・シンガポール・タイなどのアジア地域における独占販売権を取得。その後、ReWalk研究会の発足や神奈川県の公募型「ロボット実証実験支援事業」の採択を通して、国内での普及に向け、運用方法の確立や構造面での課題に対する対処策を検討してきた。
これらの検討を経て、今回、個人向けと病院向けの2タイプの販売(病院向けは販売またはリース)を決定した。価格はオープン。認定病院での導入トレーニング(基礎トレーニング:20時間、応用トレーニング:最低20時間)後、生活圏内での利用が可能になるという。
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