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ロボットやセンサーなど組み合わせはアイデア次第、「住宅向けアプリ」コンテスト:組み込み開発ニュース
大和ハウス工業が、住宅用APIや家庭用ロボット、各種センサーなどをスマートハウスで活用するアプリ開発コンテスト「家CON-2015」の応募受付を開始した。
大和ハウス工業は2015年5月18日、住宅用APIやインターネットに接続できる家庭用ロボット、各種センサー使ってスマートハウスの新たな可能性を模索するアプリ開発コンテスト「家CON-2015」の応募受付を開始した。
このコンテストは経産省が実施する「大規模HEMS情報基盤整備事業」の一環として、スマートハウスを活用した新たなサービス創出を狙うもの。同社からは大規模HEMS情報基盤整備事業で標準化を検討するHEMSデータ利活用事業者向けのAPIと宅内機器制御用API、および、スマートメーターや家電設備などがなくともアプリ開発が可能なシミュレーター(Win/Mac対応)が提供される。
アプリの形態はWebアプリの他、Windowsアプリ、iOS/Androidアプリと幅広く、審査では「実用性」「ビジネス性」に加えて、一般的なHEMSにない「斬新性」、利用者が使ってみたくなる・楽しめる「訴求度」も対象となる。応募に際しては募集規約への同意やアンケート回答の他、APIを実装したアプリを開発し、公開可能であることも条件となる。
審査は大和ハウス工業 代表取締役専務執行役員 西村達志氏の他、情報科学芸術大学院大学 (IAMAS)教授の小林茂氏、ユカイ工学代表の青木俊介氏、技術開発本部長 理事の宇佐見正士氏らが務める。募集締め切りは2015年7月21日となっている。
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