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現場のハンズフリー化を促進、富士通がタフ機能備えたHMD:ウェアラブル
富士通が企業向けウェアラブル端末「FUJITSU IoT Solution UBIQUITOUSWARE」を発売する。防水や防じん、耐落下などタフネス性能も備え、さまざまな現場での利用が見込まれる。
富士通は2015年5月11日、企業向けウェアラブル端末「FUJITSU IoT Solution UBIQUITOUSWARE」を開発、同日より販売を開始すると発表した。
片眼型のヘッドマウントディスプレイ(HMD)とカメラ、マイク、各種センサーを統合しており、付属のウェアラブルキーボードや音声による作業が可能だ。音声コマンドは標準で約50種類を用意する。防水(IPX5/7)と防じん(IP5X)、1.5mからの落下に耐える耐落下のタフネス性能(MIL-STD-810G)も有しており、屋外での利用にも適する。
HDMのディスプレイサイズは0.4インチ(解像度854×480ピクセル)で、IEEE 802.11a/b/g/nの無線LANないしBluetooth(V3準拠)でスマートフォン/タブレットに接続する。搭載する加速度センサーによって利用者の状態を検知し、転倒などのトラブルがあった場合に管理者へアラートを送る機能も備えている。
搭載するカメラより得られた映像はスマートデバイスで取得した位置や日時の情報とあわせて作業記録としてそのまま保存でき、また、保守作業現場にあるマーカーをカメラで読み込み、それをキーとして保守点検内容をディスプレイに投影するといった利用も可能だ。SDKも提供され、導入事業者に向けたソリューションの開発も行える。
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