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フロントドアガラスが400nmまでの紫外線を99%遮断、「SAI」が世界初採用材料技術

トヨタ自動車がハイブリッドセダン「SAI」を一部改良。フロントドアに、99%以上遮断できる紫外線の波長を400nmまで広げた「スーパーUV400カットガラス」を採用した。

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 トヨタ自動車は2015年5月11日、ハイブリッドセダン「SAI」を一部改良し、同日から販売を開始すると発表した。税込み価格は330万3818〜433万9637円。

 今回の一部改良では、全車のフロントドアに「スーパーUV400カットガラス」を採用した。従来の「スーパーUVカットガラス」は、99%以上遮断できる紫外線の波長が380nmまでだったが、スーパーUV400カットガラスは、中間膜を変更することにより400nmまで拡大している。フロントドアガラスにスーパーUV400カットガラスを採用するのは「世界初」(同社)だという。

一部改良した「SAI」
一部改良した「SAI」。ボディカラーは「ホワイトパールクリスタルシャイン」(クリックで拡大) 出典:トヨタ自動車
フロントドアに採用した「スーパーUV400カットガラス」(左)とその効果
フロントドアに採用した「スーパーUV400カットガラス」(左)とその効果(クリックで拡大) 出典:トヨタ自動車

 この他、洗車などによる小さなすり傷を自己修復するクリア塗装「セルフリストアリングコート」を全外板色に採用。坂道発進時にブレーキからアクセルに踏み変える際の車両の後退を緩和する「ヒルスタートアシストコントロール」では、坂道を感知する機能を追加して、車両のずり落ちを緩和する性能を高めた。ボディ剛性を高めて、サスペンションのチューニングやステアリングギヤ比を変更することにより、操舵時の車両応答性を向上している。さらに、カーナビゲーションシステムも最新の「T-Connect」が選べるようになった。

 一部改良に併せて、特別仕様車の「G“Viola”」も追加した。上位グレードの「G」をベースに、専用色のダークバイオレットをシート表皮(ファブリック×合皮)など内装の各所に採用した他、外板色に特別設定色の「スパークリングブラックパールクリスタルシャイン」(オプション)など全4色を設定した。加えて、快適温熱シート(運転席、助手席)、スカッフイルミネーション(運転席、助手席)なども装備している。税込み価格は399万6982円。

「G“Viola”」の外観「G“Viola”」の内装 (左)「G“Viola”」の外観。ボディカラーは「スパークリングブラックパールクリスタルシャイン」。(右)G“Viola”の内装(クリックで拡大) 出典:トヨタ自動車

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