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Fabカスタム「ミニ四駆」でコースを駆け、そして華々しく散る!?Fabミニ四駆カップ 2015 Springリポート(5/5 ページ)

3Dプリンタやレーザーカッターといったデジタル工作機械。そして、Arduinoや各種センサーなどを駆使して、タミヤ「ミニ四駆」をオリジナルの1台に作り上げるカスタマイズレース「Fabミニ四駆カップ 2015 Spring」が2015年4月29日に開催された。

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予想通り、リタイヤ続出のレース展開に!!

カルFabクラスの様子

 カルFabクラスには35台のマシンが参加。レースはトーナメント形式で行われ、一度で最大3台のマシンを同時に走らせて勝敗を決める。予想通り、最初の難所である急な下り坂で多くのマシンがダイブしてコースアウト(リタイヤ)していたため、この鬼コースでは完走できただけでも素晴らしい結果を残したといえる。

 例えば、THE HANDの場合、最初の難所で大破してリタイヤになった。その無残な様子は以下の通りだ。


THE HAND
画像29 中指と薬指がもげたTHE HAND……。指違いで「ぐわし」ならず!!

 スタート前の瞬間は皆真剣そのもの! 勝負の世界に大人も子どももないようだ。なお、お気付きだと思うがマシンのスピードが速過ぎてスタートの瞬間しかほぼ撮影できていない……。

スタートの瞬間
画像30 スタートの瞬間。世代を超えて楽しめるミニ四駆の魅力をあらためて感じる
313233 画像31〜33 「カルFabクラス」のスタートの瞬間 ※画像クリックで拡大表示

 注目の決勝戦は、スピードと安定性を兼ね備えた2台のマシンが激突し、見事、赤いマシンの圓田さんが優勝! お目当ての3Dプリンタをゲットした。

カルFabクラスの決勝
画像35 「カルFabクラス」の決勝戦スタートの様子(本当スタートの様子ばかりでスイマセン)
カルFabクラスの表彰式
画像36「カルFabクラス」の表彰式。真ん中がカルFabクラスチャンピオンの圓田さん

マジFabクラスの様子

 続いてマジFabクラスのレースの模様をお届けしよう。

 マジFabクラスでは29台のマシンが参加。やはり先に行われたカルFabクラスのように、最初の難関でリタイヤ、大破するケースが多く見られた。また、中にはコースにはまって身動きが取れなくなるマシンも。なお、肝心のマジFabクラスのレース前にカメラのバッテリー(予備含む)を全て使い切ったため、ここからはスマホのカメラで撮影している……。


マジFabクラススタートの瞬間
画像37 見た目からして個性的なマシンがそろうマジFabクラス。スタートの瞬間、気合いを入れて作ったマシンのモーター音が一斉に鳴り響く!!
373839 画像37〜39 「マジFabクラス」のスタートの瞬間 ※画像クリックで拡大表示

 決勝戦は、前回チャンピオンのホンダ澤井さんのマシンと、BMWのコンセプトカー「GINA」からヒントを得て作った大谷さんのマシンが対決。MDFによるカスタムが施されたオムニホイール搭載マシン(澤井さん)が優勢か?

がっちり握手
画像40 決勝戦を前に両者がっちりと握手!!(左が澤井さん、右が大谷さん)

 決勝戦だけあって会場は大興奮。両者のマシンが難所をクリアするたびに歓声と拍手が沸き起こった。そんな激戦を制したのは大谷さんのマシン。決着はやはり最初の難関である急な下り坂だった。

マジFabクラスの表彰式
画像41 「マジFabクラス」の表彰式。真ん中がマジFabクラスチャンピオンの大谷さん


 Fab要素を詰め込んだイベントとはいえ、形式はミニ四駆レースなので勝敗を決めなくてはならない。しかし、本稿で紹介したカスタムミニ四駆の雄姿(画像の数々)を見てお分かりの通り、レースでの勝利という価値を超えた、体験や出会いがこの大会にはあった。そして、あらためてパーソナルファブリケーションとミニ四駆の魅力、相性の良さを感じることができた。次回大会が開催される際は、MONOist編集部&3Dモデラボチームとしてぜひ参加してみたい。

集合写真
画像42 参加者全員による集合写真
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