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Fabカスタム「ミニ四駆」でコースを駆け、そして華々しく散る!?:Fabミニ四駆カップ 2015 Springリポート(4/5 ページ)
3Dプリンタやレーザーカッターといったデジタル工作機械。そして、Arduinoや各種センサーなどを駆使して、タミヤ「ミニ四駆」をオリジナルの1台に作り上げるカスタマイズレース「Fabミニ四駆カップ 2015 Spring」が2015年4月29日に開催された。
「マジFabクラス」出場マシン(続き)
共催メンバーの2人は当然だが、オートデスクにホンダとマジな人たちばかり! どうりでクオリティが高いはずだ。この後さらに、ストラタシス・ジャパンや日産も登場し、ハイクオリティなマシンを披露。もはや、ミニ四駆版モーターショーだ。
それでは引き続き、筆者の印象に残ったマジFabクラスの出場マシンを見ていこう!



画像25 ストラタシス・ジャパンのマシン。ボディ中央にある“コアクリスタル”の中に片山社長の顔がある。首から下はミニ四駆と融合しマシン全体で“自己犠牲”を表現しているのだとか。当然ながら造形はストラタシスのハイエンド3Dプリンタで行っており非常に精巧だ

画像26 大谷さんのマシン。BMWのコンセプトカー「GINA」からヒントを得て作ったもので、パーソナル3Dプリンタで作成した骨組みに布を張ってボディを作り上げている。パーソナル3Dプリンタだと、どうしてもクオリティが出ないのでGINAを参考にしたのだとか。骨組みの制作のため、ミニ四駆の「コペン」を一度3Dスキャンして、それに添うように骨組みをモデリングしたという

画像27 個人のモノづくりに特化したWebメディア「fabcross」さんのマシン。ミニ四駆のコースが回転ずしのレーンのように見える(!?)ということで、マグロのすしを載せることを考案。走行中は、すし自体が高速回転するという謎仕様に(笑)

画像28 日産のカーデザイナーさんが開発したマシン。光造形で出力した近未来なデザインを採用し、中学生の娘さんを使いピカピカになるまで磨かせたのだとか。モータとギア以外は全てオリジナル設計のパーツを使っている力の入れようだ!
ここで紹介したものはほんの一部で、掲載し切れないほど魅力的なマシンの数々が大会に出場していた。次ページでは、レース本番の様子と結果をまたまた画像を中心にお届けする!
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