3Dプリンタでオリジナル「ミニ四駆」を作る親子教室開催:開催資金はクラウドファンディングで
3Dデータを活用する会・3D-GANは、タミヤの協力の下、「3Dプリンターでマイミニ四駆をつくろう!親子工作体験教室」を開催すると発表した。第1回は静岡ホビーショー期間中(2015年5月16、17日)に静岡市・静岡ホビースクエアで行われる。
3Dデータを活用する会・3D-GAN(以下、3D-GAN)は2015年4月22日、タミヤの協力の下、「3Dプリンターでマイミニ四駆をつくろう!親子工作体験教室」を開催すると発表した。
同教室は、あらかじめ用意されたテンプレート(現在3種類)を基に、親子で「ミニ四駆」のオリジナルボディを「Metasequoia」で3Dモデリングし、それを3Dプリンタで出力して実際に走行させて楽しむというもの。所要時間は約3.5時間で、対象は小学生〜中学生とその保護者。1組3000円(税込み)の参加費が必要となり、参加費にはミニ四駆キット1個が含まれる。
第1回は、「第54回静岡ホビーショー」期間中(同年5月16、17日)に静岡市(静岡ホビースクエア)で行われる。以降の開催地域については現在未定で、誘致、協賛してくれる自治体、団体、企業などを募集中だ。併せて、開催資金の調達をクラウドファンディング(詳細は後日発表)を活用して行う。静岡での開催以降、誘致を受けた地域での開催を順次進めていき、最終的には日本全国47都道府県での開催を目指すとしている。
開催背景について3D-GANは、「現在、日本の子どもたちはどんどん『モノを作らなくなって』きている。また、多くの設計製造業では『どう作るか?』に加え、『何を作るか?』というアイデアの重要性が叫ばれ、そのための道具として3Dモデリングと3Dプリンタの有用性に注目が集まっている。これを受け、自分の想像力が形となって作り出されることの喜びを多くの子どもたちに体験してもらい、次世代のモノづくり人材育成と、3Dモノづくりリテラシー向上につなげていきたいと考え、同教室を開催する運びとなった」と語る。
関連記事
- 無償のAutodesk 123Dで伊予鉄の模型を作ろう
今回は、無償の3次元CAD「Autodesk 123D」で伊予鉄道のNゲージをモデリング。もちろん3次元プリンタで出力可能だ。 - 最新3Dプリンタの展示や造形体験も――「テクノロジーフェスタ in 八王子」開催
日本工学院八王子専門学校は、3Dプリンタやスマートテクノロジーなどの先端技術を紹介する地域連携イベント「テクノロジーフェスタ in 八王子」を、2014年7月25〜27の3日間、同校キャンパスで開催する。 - 3Dプリンタを使ったモノづくり体験ができる「サマーラボ2014」開催
LITALICOは、最新のデジタルツールを活用したモノづくりが学べる専門塾「Qremo(クレモ)」で、子ども向けの夏休み特別企画「サマーラボ2014」を開催すると発表した。実施期間は2014年7月19日〜8月31日まで。 - 見て・触れて・体験できる――オートデスクが3Dモノづくりの世界をメイカーに訴求
オートデスクは「Maker Faire Tokyo 2014」に出展。複数のiPod touchを用いて簡単に人物の3Dモデルデータを作成できる装置「3D Photoブース」や、3Dプリントしたユーザー作品の展示、パートナー企業の取り組みなどを紹介した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.