大和ハウス工業がロボット事業を拡大、「ロボットスーツ HAL」3モデルを発売:ロボット開発ニュース
大和ハウス工業がサイバーダインの装着型ロボット「ロボットスーツ HAL」、3タイプの販売を開始する。
大和ハウス工業は2015年4月13日、サイバーダインの装着型ロボット「ロボットスーツ HAL」3タイプの販売を同年5月1日より開始すると発表した。
販売されるのは「ロボットスーツ HAL 自立支援用(下肢タイプ)」「ロボットスーツ HAL 自立支援用(単関節タイプ)」「ロボットスーツ HAL 介護支援用(腰タイプ)」の3タイプで、いずれも販売形態はレンタル。介護福祉施設向けとなり、個人への販売は行わない。
「ロボットスーツ HAL 自立支援用(下肢タイプ)」は下肢に障がいのあるひとや脚力が弱くなった人の動作をサポートする装着型ロボットで、レンタル料金は月額18万8000円(税別、5年レンタル時)。ロボットスーツ HAL 自立支援用(単関節タイプ)」は腕力および脚力の弱った人のトレーニングに用いる、肘または膝に装着するタイプ。レンタル料金は1セット時で月額13万円(税別、5年レンタル時。初期導入費用40万円が別途必要)。
「ロボットスーツ HAL 介護支援用(腰タイプ)」は介護者が装着し、抱き起こしなどの際にパワーアシストを行う。レンタル料金は7万8000円(税別、3年レンタル時。初期導入費用10万円が別途必要)。
大和ハウス工業では2008年4月にロボット事業推進室を立ち上げ、狭小空間点検ロボット「moogle」や難聴者とのコミュニケーションをサポートする「COMUOON」を販売する他、2008年10月からは「ロボットスーツ HAL 福祉用」のリース・レンタル販売を行っており、その導入数は約160施設/約360台にも及ぶ。
同社では「ロボットスーツ HAL 自立支援用(下肢タイプ)」「ロボットスーツ HAL 自立支援用(単関節タイプ)」「ロボットスーツ HAL 介護支援用(腰タイプ)」について年間20〜30台(セット)の出荷を見込む。
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