ニュース
ホンダジェットに専用フライトシミュレータ、パイロットを育成:組み込み開発ニュース
ホンダの子会社であるHonda Aircraft Company(HACI)は、小型ビジネスジェット機「HondaJet(ホンダジェット)」のパイロット訓練用フライトシミュレータの導入、設置を発表した。
ホンダの子会社であるHonda Aircraft Company(HACI)は2015年2月25日(米国時間)、小型ビジネスジェット機「HondaJet(ホンダジェット)」のパイロット訓練用フライトシミュレータの導入、設置を発表した。
このフライトシミュレータは、HACIと、フライトシミュレータで業界最大手となるFlightSafety Internationalが共同で開発した。FlightSafetyの製造工場(オクラホマ州ブロークンアロー)での製作/組み立ての後、HACI本社(ノースカロライナ州グリーンズボロ)にあるホンダジェットトレーニングセンターに納入された。
ホンダジェット専用にカスタマイズするとともに、最先端のソフトウェア技術によって飛行特性を高精度に再現できるため、あらゆる条件でのパイロット訓練を行えるという。HACI社長の藤野道格氏は「専用のフライトシミュレータは、ホンダジェットを操縦する全てのパイロットに質の高いトレーニングを提供するための欠かせないツールとなる」と述べている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 初飛行近づくMRJ、初号機の右舷エンジン試運転開始
三菱航空機が開発する小型ジェット旅客機MRJの各種試験が本格的に開始された。エンジンの初運転や主翼の上曲げ試験などを順調に進めているという。 - MRJ完成式典「メイドインジャパンの旅客機、夢から現実へ」
国産リージョナルジェット機「MRJ(Mitsubishi Regional Jet)」の完成式典が行われた。2017年の就航に向けた区切りの一歩となる。 - ホンダジェットのエンジンで中古セスナを再生、共同プロジェクトが発足
小型ビジネスジェット機「HondaJet(ホンダジェット)」に搭載される航空機用ターボファンエンジン「HF120」をセスナの中古ジェット機に搭載し、機体の性能改善と価値向上を目指す共同プロジェクトが発足した。 - 「ホンダジェット」量産1号機を一般公開、2015年に出荷開始
ホンダの航空機事業子会社であるHonda Aircraft Company(HACI)は、世界最大級の航空ショー「EAA エアベンチャー2014」において、同社の小型ジェット機「HondaJet(ホンダジェット)」の量産1号機を初披露した。 - MRJはいかにして設計されたのか
三菱航空機の小型旅客機「MRJ(Mitsubishi Regional Jet)」の機体設計には、多目的最適化手法や、最適化の結果を可視化するデータマイニング手法が採用されている。MRJの事例を中心に、航空機設計におけるコンピュータ・シミュレーションの活用手法を探る。