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新型「エブリイ」はオートギヤシフトでエコカー免税、自動ブレーキも搭載:「ウェイク」よりドデカク使える?(3/3 ページ)
スズキは、軽商用車「エブリイ」と軽乗用車「エブリイワゴン」をフルモデルチェンジした。新型エブリイは、5段変速の自動マニュアルトランスミッション「オートギヤシフト」を採用するなどして、20.2km/l(リットル)のJC08モード燃費を達成。自動ブレーキ機能を持つ運転支援システム「レーダーブレーキサポート」も搭載している。
「レーダーブレーキサポート」を搭載
新型エブリイは、スズキが軽自動車の新モデルに展開している運転支援システム「レーダーブレーキサポート」をメーカーオプションで設定した。レーダーブレーキサポートでは、車速が時速5〜30kmの範囲であれば先行車両との衝突を回避できる自動ブレーキを利用できる。軽商用車への自動ブレーキの搭載は初の事例となる。
新型エブリイワゴンでは「レーダーブレーキサポート」は標準装備となっている。この他、新型エブリイワゴンだけの装備として、左側スライドドアの開閉に連動する、乗り降りに便利な電動オートステップを採用した(「PZターボスペシャル」のみ)。通常の後部ドアのステップ高さは390mmだが、高さ220mmの電動オートステップを使うことで、子どもや高齢者にとってより乗降性が高められる。
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