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自動運転車の完成版はヘッドランプが付いた、手動での運転も可能に:パトカーじゃない
Googleは、同社のGoogle+ページにおいて、2014年5月に発表した新たな自動運転車の完成版を披露した。
Googleは2014年12月22日(米国時間)、同社のGoogle+ページにおいて、同年5月に発表した新たな自動運転車の完成版を披露した。
同社によると、5月に発表した車両は開発途上のモックアップで、ヘッドランプなどが装備されていなかったという。また以前の車両では、レーザースキャナーをいったん架台に置いてから屋根部に設置していたが、今回は架台がなく屋根部にそのままレーザースキャナー組み付けられている。パトカーのように見えなくもない。
同社の自動運転車開発プロジェクトでは、この自動運転車の完成版を使ってテストコースでの試験走行を行い、2015年にはカリフォルニア州北部の公道で走行させたいとしている。
また2014年5月の発表時点では、この新たな自動運転車は、ステアリングもブレーキも持たないことを最大の特徴としていた。しかし、公道走行に用いる完成版の車両には、必要があればドライバーが運転制御できる機構も設置してあるという。
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