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コマツが新たな部品補給センターを稼働――グローバルでの部品補給体制確立工場ニュース

コマツは国内の主力工場の1つである小山工場敷地内に新たな部品補給センターを建設し稼働を開始した。

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 コマツは2014年8月20日、国内の主力工場の1つである小山工場(栃木県小山市)敷地内に部品の供給拠点となる「新関東補給センタ」を建設しオペレーションを開始したと発表した。

 新たな部品補給センターは、コマツのグローバル補給部品拠点としての機能を加え新設。補給部品の販売・生産・在庫を総合的にコントロールするために新たに組織したグローバルオペレーションセンターとともに、世界共通の補給部品専用グローバルオペレーションシステム(WMS)や最新のICT機器などを導入している。これにより、補給部品業務の大幅な効率向上を実現しているという。

 延床面積は2万2202m2で、保管部品の品目は、建設機械用補給部品、フォークリフト用補給部品など。総投資額は約34億円となる。

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「新関東補給センタ」の概観図

 建屋の省エネルギーについては、空調効率を高めるために建屋を保管エリアとオペレーションエリアに分け、省エネ機器を採用することで2014年3月期(2013年度)に比べ電力使用量を50%削減できる見込みだという。

 現在、コマツの建設機械の主要補給センターは全18拠点(海外15、国内3)あり、中間行程を省く「直結化」など、部品を顧客に届けるリードタイム削減に取り組む。これらの取り組みに加えて、新補給センターをグローバルモデルとして水平展開を図る方針。2016年3月期(2015年度)までにオーストラリア、北米、国内(関西、北陸)などの補給センターへ展開する計画だという。

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「新関東補給センタ」の高層ラック(9m)


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