ニュース
マツダ、SKYACTIV車のグローバル生産台数100万台突破――2年4カ月で到達:工場ニュース
マツダの新世代技術「SKYACTIV」搭載車のグローバル生産台数が累計100万台を突破した。2011年11月の「CX−5」発売から2年4カ月での達成となる。
マツダは2014年4月14日、同社の新生代技術「SKYACTIV技術」搭載車のグローバル累計生産台数が100万台を突破したと発表した。
今回の発表は、同技術を全面採用した「CX-5」、新型「アテンザ」、新型「アクセラ」のグローバル生産台数の合計が、2014年3月末までに合計104万台となったことによるもの。2011年11月にCX-5を生産開始して以来、約2年4カ月での到達となる(関連記事:マツダ「アクセラ」の世界累計生産が400万台に、10年7カ月で達成)。
2014年3月末現在、同社はSKYACTIV技術搭載車3車種を、日本、メキシコ、タイ、中国で生産し、合計100以上の国と地域で販売している。同社は2016年3月期(2015年度)までに、グローバルの年間販売目標台数170万台のうち、SKYACTIV搭載車の比率を80%まで高める方針を示す。この達成に向け、SKYACTIV技術を搭載したモデルをさらに5車種投入する予定であり、ラインアップ拡充に取り組む。また生産体制強化にも取り組んでおり、2014年4月11日には同技術採用車の中国生産開始を発表している(関連記事:マツダが中国でもSKYACTIV車を生産開始、2014年5月に発売)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- マツダ「アクセラ」の世界累計生産が400万台に、10年7カ月で達成
マツダは、主力車種である「アクセラ(海外名:Mazda3)」の累計生産台数が400万台を達成したと発表した。生産開始から10年7カ月での達成は、これまでの同社の最短記録である「ファミリア」の21年を大幅に更新するものだ。 - マツダがSKYACTIVトランスミッションを増産、2014年7月に約1.5倍の114万基へ
マツダは、防府工場中関地区(山口県防府市)における、次世代技術「SKYACTIV」に対応したトランスミッションの年間生産能力を、現在の75万基から、2014年7月に114万基まで増強する。 - マツダが新エンジン「SKYACTIV-CNG」を世界初公開、ガソリンと天然ガスに両対応
マツダは、「第43回東京モーターショー2013」において、ガソリンと圧縮天然ガス(CNG)の両方を燃料として使用できる新型エンジン「SKYACTIV-CNG」を世界初公開する。 - SKYACTIVエンジンは“理想の燃焼”に向けた第1ステップ
マツダの「デミオ」や「CX-5」など、次世代技術「SKYACTIV」を採用した新モデルの販売が好調だ。これらの車両の最大の特徴となっているのが、「SKYACTIVエンジン」による良好な燃費や排気ガス性能である。MONOistオートモーティブフォーラムでは、このSKYACTIVエンジンの開発を主導した、同社パワートレイン開発本部 エンジンプログラム主査の仁井内進氏へのインタビューを前後編に分けてお届けする。今回の前編では、SKYACTIVエンジンの開発の根幹を成す“理想の燃焼”に向けた取り組みについて聞いた。