フリーフォームに対応した3次元CADやBOM機能を強化したPDMをリリース:オートデスクの新製品発表(2/2 ページ)
オートデスクは製造業向けアプリケーションとして、3次元CAD、PDM、シミュレーション関連ソフトの新バージョンを発表した。
解析関連ソフトでは操作性を向上
樹脂流動解析アプリケーション「Autodesk Simulation Moldflow 2015」(価格非公表)は、2014年4月9日から販売する。新たに、最適化された条件を推薦する「パラメトリックスタディ」機能を搭載。成形パラメータを変えながら異なる条件の解析を行い、製品として最適な品質を提示でき、膨大な結果の中から最適解を探す手間を削減する。その他、射出圧縮成形解析とオーバーモールディング解析を同時に計算する機能や、熱硬化性樹脂圧縮成形の半導体封止成形ワイヤースイープ機能などを搭載している。
熱流体解析アプリケーションの「Autodesk Simulation CFD 2015」(価格非公表)も2014年4月9日の発売を予定している。同アプリケーションでは新たに、液体やガスの相変化を伴うシミュレーション機能を追加した他、簡略形状のヒートシンクモデルをサポートした。従来は形状から設計しなければならなかったが、ヒートシンクを“放熱機能を持つ1つの金属の塊”と仮想で見なすことで、計算の簡易化と短縮化が図れるという。
その他「Autodesk Simulation Mechanical 2015」(価格非公表)では、プロジェクトマネジメント機能を搭載し、ソルバー実行中もある程度の操作を可能とした。
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