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ブリヂストンの狭幅・大径タイヤは「AAAA」クラスの超低燃費、2014年中の採用もエコプロダクツ2013

ブリヂストンは、「エコプロダクツ2013」において、狭幅・大径を特徴とする超低燃費タイヤ「ECOPIA with ologic」を展示した。2013年3月に発表した「ラージ&ナローコンセプトタイヤ」を商品化したもので、2014年中にも量産販売される車両に採用される見込みだという。

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ブリヂストンの超低燃費タイヤ「ECOPIA with ologic」

 ブリヂストンは、「エコプロダクツ2013」(2013年12月12〜14日、東京ビッグサイト)において、狭幅・大径を特徴とする超低燃費タイヤ「ECOPIA with ologic」を展示した。2013年3月に発表した「ラージ&ナローコンセプトタイヤ」を商品化したもので、2014年中にも量産販売される車両に採用される見込みだという。

 ECOPIA with ologicは、一般的なタイヤと比べてタイヤ幅を狭く、タイヤ外径を大きくした新カテゴリーのタイヤである。狭幅化によって空気抵抗を、大径化によって転がり抵抗を低減できるという基本原理を基に、空気圧を高め、狭幅・大径のタイヤに最適なトレッドパターンや専用コンパウンドを採用して濡れた路面でのグリップ性能(ウェットグリップ性能)も向上しているという。

 特に転がり抵抗については、同社がECOPIAブランドで展開している現行の低燃費タイヤと比べて約30%低減できている。これは、低燃費タイヤの転がり抵抗係数を示す国内のラベリング制度で最高等級の「AAA」を上回っており、「『AAAA(クワトロA)』という等級が新たに必要になるほどの転がり抵抗の低さ」(ブリヂストンの説明員)だという。

Bセグメントコンパクトカー向けのサイズは155/55R19

 今回展示したECOPIA with ologicは2種類ある。1つは、トヨタ自動車の「アクア」やホンダの「フィット」といったBセグメントのコンパクトカーに最適な、サイズが155/55R19の製品である。155/55R19とは、タイヤ幅が155mm、ホイール径が19インチ、タイヤ外径からホイール径を引いた断面高さをタイヤ幅で割った扁平率が55%であることを意味する。これに対して、Bセグメントのコンパクトカーで一般的に用いられているタイヤのサイズは175/65R15である。

ブリヂストンの超低燃費タイヤ「ECOPIA with ologic」。右側にあるのがBセグメントのコンパクトカーに最適な155/55R19サイズ品。左側にあるのは、工学院大学ソーラーカープロジェクトの「PRACTICE」向けのタイヤである(クリックで拡大)

 もう1つは、オーストラリアで2013年10月6〜13日に開催された、世界最大規模のソーラーカーレース「World Solar Challenge(WSC) 2013」の参加車両である、工学院大学ソーラーカープロジェクトの「PRACTICE」向けのタイヤである(関連記事:工学院大学が新開発のソーラーカーを公開、豪州3000km縦断レースの優勝目指す)。先述の155/55R19サイズよりもタイヤ外径が小さい特別仕様となっている。

 なお、PRACTICEの太陽光発電パネルには、ブリヂストンの高機能フィルム「EVASKY」が採用されている。EVASKYは、太陽光発電パネルを保護するとともに、紫外線も透過させられるので、PRACTICEの発電効率を高める効果もある。

工学院大学ソーラーカープロジェクトの「PRACTICE」
工学院大学ソーラーカープロジェクトの「PRACTICE」(クリックで拡大)

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