全製品を28nmプロセスに移行し黄金期の絶頂を極めるAltera、その先に待つ運命は:プログラマブルロジック本紀(16)(3/3 ページ)
FPGAに代表されるプログラマブルロジックICの歴史をたどる本連載。第16回は、第15回に引き続き2009〜2014年におけるAlteraの製品や動向を取り上げる。全製品を28nmプロセスに移行するなど黄金期の絶頂を極めた同社だが、その運命は急速にあらぬ方向へ転がっていくことになる。
Armコアを搭載するSoC FPGAもラインアップ
これに続くのはArriaおよびCycloneの製品ラインだが、ちょっと面白いのは2010年12月のアナウンス(Webアーカイブを参照)である。
Stratix Vは、TSMCの28nmプロセスである28HPで製造されるが、ArriaとCycloneに関しては低消費電力の28LPプロセスを利用すると表明したことだ。実際に、Arria VおよびCyclone Vが発表されたのは2011年1月(Webアーカイブを参照)のことである。こちらは2010年12月のアナウンスの通り、TSMC 28LPを用いて製造されることがあらためて表明された。
これに加え、2011年10月にはそのCyclone VおよびArria VにCortex-A9 MPCoreを搭載したSoC FPGAがラインアップされることも発表された(図1、Webアーカイブを参照)。
実はこれに先立ち、AlteraとMIPS、SLS(System Level Solutions)の間で、MIPS32ベースのMP32というSoft CPU IPがAltera向けに提供されることが発表された(Webアーカイブを参照)が、既に時代の大勢はArmに傾いていたので、こちらはあまり使われなかったと記憶している。
Cyclone Vは2012年3月に出荷を開始(Webアーカイブを参照)。Arria Vも2012年10月に出荷を開始し(Webアーカイブを参照)、そして2012年12月にはCyclone V SoCも出荷が開始された(Webアーカイブを参照)。
これでハイエンドからローエンドまで全製品が28nmプロセスに移行を完了し、まさに黄金期にふさわしい状況であった。しかしここから、Alteraの運命は急速にあらぬ方向へ転がっていく。(次回に続く)
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