アジア太平洋地域で重量貨物市場が拡大 DHLの国際エクスプレス取扱重量が16%増:サプライチェーン改革
DHL Expressは、重量貨物向け新ソリューション「Heavy Weight Express」において、2026年1〜7月のアジア太平洋地域(中国を除く)での1日当たり国際エクスプレス取扱重量が16%増加したと発表した。
DHL Expressは2026年10月8日、2026年より世界展開を開始した重量貨物向け新ソリューション「Heavy Weight Express」において、同年1〜7月のアジア太平洋地域(中国を除く)における1日当たり国際エクスプレス取扱重量が16%増加したと発表した。重要部品や機械、産業設備などの重量帯貨物を国境を越えて輸送する企業が増加しており、同社が推進する「スマート・インダストリアル・グロース戦略」が成果を上げていることを示しているという。
アジア太平洋地域(中国を除く)では、年間推定1020万tの重量貨物が輸送されている。近年は貿易の混乱や製造のボトルネック、需要の変動などにより先行きが不透明な状況が続いており、企業はサプライチェーンリスクへの向き合い方を見直している。急な需要変動への対応に加え、機動性を高めて納期を確実に管理する手段としてエクスプレス輸送の活用が進んだ結果、重量貨物の取扱量増加につながった。
ハイテク関連が全体の34%超、自動車分野の輸送重量は20%近い伸び
DHL Expressのアジア太平洋地域における重量貨物で最大の割合を占めるのは、コンピュータチップや半導体などのハイテク関連貨物で、全体の34%超に上る。計算能力やデータストレージ、クラウドサービス、AI(人工知能)の需要拡大に伴うデータセンター投資の急増により、半導体からサーバ、冷却システム、電力インフラに至るまで需要が高まっている。一方で、半導体製造の需要拡大に対しデータセンターの供給不足がサプライチェーンのボトルネックを生んでおり、重要部品を迅速に届けてプロジェクトの遅延を防ぐ手段としてエクスプレス輸送が活用されている。
ハイテク関連に続く主な利用業界は、エンジニアリング/製造業と自動車産業だ。Heavy Weight Expressの利用が大きく伸びている自動車分野では、輸送重量が20%近いペースで増加している。中国や東南アジアのEV(電気自動車)メーカーをはじめとするアジアの自動車ブランドが急速に台頭しており、新市場進出に伴い複数サプライヤーから調達した部品を越境輸送する緊急輸送需要が生まれているという。
日本やインドなどが成長をけん引
DHL Expressによると、同地域(中国を除く)で2026年1〜7月に重量貨物の伸びが最も大きかった市場は、インド、フィリピン、ベトナム、日本、香港だ。製造/調達拠点である東南アジアと、ハイテクや自動車などのサプライチェーンハブである北アジアの2つの貿易回廊を反映している。インド、フィリピン、ベトナムの3カ国は、サプライチェーン分散化を背景に2030年まで平均以上の成長が見込まれる約20カ国に注力するDHLグループの「ジオグラフィック・テールウィンド」イニシアチブの重点市場でもある。
※本記事は制作段階で生成系AIを利用していますが文責は編集部に帰属します(ITmedia AI倫理ポリシー)。
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