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NVIDIAとの協業で進化するブルーヨンダー、AIを活用したSCM変革を支援サプライチェーン改革(1/2 ページ)

パナソニック コネクトは、同社グループのBlue Yonder(ブルーヨンダー)が展開するSCM(サプライチェーンマネジメント)ソリューション事業の最新動向や導入事例を紹介した。ブルーヨンダーは2026年度から7つの要素を備えた「コグニティブソリューション」を提供しており、事業のさらなる拡大を目指す。

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 パナソニック コネクトは2026年7月10日、東京都内でメディア向け説明会を開催し、同社グループのBlue Yonder(ブルーヨンダー)が展開するSCM(サプライチェーンマネジメント)ソリューション事業の最新動向や導入事例を紹介した。ブルーヨンダーは同年度から7つの要素を備えた「コグニティブソリューション」を提供しており、事業のさらなる拡大を目指す。


「コグニティブソリューション」を構成する7つの要素[クリックして拡大] 出所:パナソニック コネクト

ブルーヨンダーのカスタマーイベント「ICON 2026」では新機能を披露

 パナソニック コネクトは2021年9月にSCMソリューションベンダーのブルーヨンダーを買収し、さまざまな投資を続けながら次世代プラットフォームの構築に力を入れている。ブルーヨンダーが2026年5月に開催した年次カスタマーイベント「Blue Yonder ICON 2026(以下、ICON 2026)」ではさまざまな新機能やパートナー企業との取り組みを紹介した。

 ICON 2026で特に大きな発表となったのが、顧客が自社独自のサプライチェーン特化型のAI(人工知能)モデルを作成可能な学習基盤「Model Training Factory」だ。同基盤は、NVIDIAが展開する生成AIモデルやAIエージェント、実行開発環境を包括したソリューション「NVIDIA Nemotron」を活用して構築されている。

 近年では、AI活用が進むことで、AIが処理を行う際の最小単位であるトークンの量が増え始め、多くのコストがかかってしまうという課題が発生している。そのため、自前でオンプレミス環境やプライベートクラウドを構築し、トークンコストがかからない形でAIモデルを使用したいという顧客要求が多くなっているという。


パナソニック コネクトの榊原彰氏

 パナソニック コネクト シニア・ヴァイス・プレジデント CTOの榊原彰氏は「Nemotronはエッジデバイスで動くような小さいAIモデルや、クラウド上で動作する巨大AIモデルなどさまざまなラインアップを用意し、トークンを最適化したいという顧客要求に応えている。ソブリン環境でAI学習が可能な点とトークンをコントロールできるという点において、Nemotronを活用してSCMを最適化するソリューション(Model Training Factory)は優れている」と語る。

 また、ブルーヨンダーはソフトウェアのAIエージェントとUX(ユーザー体験)強化を進めており、さまざまな会社を買収したことで混在していたUIを統一し、自然言語で指示を出し、作業を行えるように操作性を改善している。


パナソニック コネクトの勝川宏明氏

 パナソニック コネクト サプライチェーン事業総括部 エグゼクティブコンサルタントの勝川宏明氏は「AIエージェントの適用範囲を従来の計画系だけでなく、配送やコマースなどの全領域まで拡大したきた」と強調する。これにより、従来はブルーヨンダーのカバー範囲に入っていなかった通関業務や輸送モードのコーディネーションなどをブルーヨンダー単独で実行できるように強化している。

 物流の領域では、ブルーヨンダーが2024年に買収したFlexis(フレクシス)が持つ、数理モデルを活用したアルゴリズムやシーケンシングといったソリューションをブルーヨンダーのプラットフォームに統合することで、ラストマイルやファーストマイルの最適化を実現している。


ICON 2026の主な発表内容[クリックして拡大] 出所:パナソニック コネクト

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