三菱電機の安全シーケンサーが欧州機械規則に適合、TUVのEU型式認証取得:FAニュース
三菱電機は、「MELSEC iQ-R」シリーズの安全シーケンサーにおいて、テュフ ラインランドから欧州機械規則への適合を示すEU型式認証を取得した。同社のFA分野として初の取得となる。
三菱電機は2026年9月17日、「MELSEC iQ-R」シリーズの安全シーケンサーにおいて、テュフ ラインランドから欧州機械規則(Machinery Regulation(EU) 2023/1230)への適合を目的として発行されるEU型式認証書を取得したと発表した。同社のFA分野として初めての取得となる。
欧州では、2027年1月20日より従来の欧州機械指令(Machinery Directive 2006/42/EC)に代わり、欧州機械規則が義務化される。欧州機械規則は、欧州市場で流通する機械や製品の安全に関する法的枠組みであり、従来の物理的な機能安全に加え、ソフトウェア、ネットワーク接続性、リモートアクセスに関するサイバーセキュリティの要件が新たに義務付けられている。
三菱電機のMELSEC iQ-Rシリーズの安全シーケンサーは、一般制御と安全制御を1つのコントローラーで実現できる。産業用Ethernet「CC-Link IE TSN」を活用し、サーボやインバーターなどの駆動機器との連携が可能だ。対象機種は、2015年に発売され、主に自動車業界やプレス業界など機械安全が必要なさまざまな業界で使用されているという。今回の認証では、こうした制御/機器連携の機能に加え、不正アクセスやソフトウェア改ざんなどによって安全機能が損なわれないようにする設計や対策が評価されたという。
同社は、信頼性が評価された同製品を普及させることで、機械と人が共存して同じ空間で安全に作業できる「協調安全」を実現し、FA分野における保守運用の最適化に貢献するとしている。また、欧州市場向けに同製品を使用する機械や装置の欧州機械規則への適合に関わる設計、検証などの業務負荷軽減にも寄与すると説明している。
左から、三菱電機 名古屋製作所 PCシステム部長の塩谷圭介氏、テュフ ラインランド ジャパン 取締役 インダストリー&サイバーセキュリティ事業部 アジア太平洋地域 シニア ヴァイス プレジデントのフランク・ピラー氏 出所:三菱電機
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