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自然言語や画像から3D CADモデルを生成、資金調達で開発と海外展開を加速メカ設計ニュース

トコシエは、East Venturesと個人投資家2人を引受先として資金調達を実施した。自然言語や画像から編集可能な3D CADモデルを作成できるAI 3D CAD「Ignite0」の開発体制を強化し、米国を起点としたグローバル展開を本格化する。

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 トコシエは2026年9月8日、East Venturesと個人投資家2人を引受先として資金調達を実施したと発表した。調達した資金を活用し、チャット型AI(人工知能)3D CAD「Ignite0(イグナイトゼロ)」の開発体制を強化する。既に設立した米国本社を起点に、製造業やロボティクス領域での導入と実証を進め、グローバル展開を加速させる。

「Ignite0」の製品イメージ
「Ignite0」の製品イメージ[クリックで拡大] 出所:トコシエ

 Ignite0は、自然言語や画像を用いて、編集可能な3D CADモデルを作成、修正できるシステムだ。作りたいものや変更したい内容を自然言語で入力すると、AIが要望を整理し、必要な寸法や条件を確認しながら3Dモデルの生成や修正を支援する。

 写真やスケッチ、図面などの画像から形状の特徴や設計条件を読み取り、3Dモデルの作成につなげることも可能だ。生成されるモデルは、単なる完成イメージではなく、寸法や形状を後から変更できるCADデータとなる。チャットや画像からの3D生成に加え、手動編集やSTEP/STL形式での出力にも対応する。

「Ignite0」の提供機能
「Ignite0」の提供機能[クリックで拡大] 出所:トコシエ

 さらに、完成した形状だけでなく、「なぜこの形にしたのか」「どのような条件を満たす必要があるのか」といった設計意図を構造的に蓄積する技術の開発も進めている。利用者との会話や設計の過程を通じ、使用目的や荷重条件、寸法上の制約、変更理由などを形状と関連付けて保持し、過去の設計の再利用、仕様変更への対応、設計案の比較、解析、製造方法の検討までを一貫して支援できる基盤の実現を目指す。

「Ignite0」の活用シーンと対象業界
「Ignite0」の活用シーンと対象業界[クリックで拡大] 出所:トコシエ

 Ignite0が主に対象とするのは、構想設計や試作などの「0から1」の設計工程だ。既存の3D CADを置き換えるのではなく、ドラフト設計工程で並行利用するAI設計パートナーと位置付ける。設計初期の検討を効率化し、作成したモデルを既存のCADや解析、製造工程へ引き継いで活用できる製品を目指している。

 Ignite0は現在、20以上の国と地域で600人を超えるユーザーが利用しており、ロボティクスから教育機関まで幅広い現場で活用が進んでいるという。今後は、断面形状フィードバックや自由曲線を実装する他、中長期的にはCAE/CAMとの連携や自律製造までを見据える。

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