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日系自動車メーカー生産の中国市場低迷が深刻化、2026年7月は前年同月から半減自動車メーカー生産動向(2/3 ページ)

2026年7月の日系自動車メーカー8社の世界生産台数は、スズキ、ダイハツ工業、マツダを除く5社が前年割れとなったが、上記3社が2桁%増を記録したことで、8社合計は2カ月連続のプラスを維持した。中国市場の低迷が深刻化しており、EVが弱い日系各社にとってはマイナス要因となっているようだ。

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スズキ

 好調が続いているのがスズキだ。7月の世界生産は、前年同月比20.1%増の35万2167台と11カ月連続で増加し、全ての月を通じて過去最高を更新した。けん引役はインドで、同国内での物品/サービス税(GST)引き下げによる需要拡大に加えて、カルコダ工場での第2ラインの稼働開始や、新型SUV「ビクトリス」と新型EV「eビターラ」の投入などにより、同33.0%増の24万8780台と11カ月連続で増加。単月のインド生産として過去最高となった。ただ、インド以外の海外生産は、同16.4%減の1万8209台と4カ月ぶりに減少した。それでも海外生産合計は、同27.8%増の26万6989台と11カ月連続で前年実績を上回り、単月の過去最高を更新。8社の海外生産で最も高い伸び率だった。

 国内生産は、前年同月比1.0%増の8万5178台と3カ月連続で増加した。マイナーチェンジを実施した「クロスビー」の販売が好調だった他、海外向け「スイフト」などが増加した。ただ、輸出は同1.6%減の1万7879台と5カ月ぶりのマイナスとなった。

ホンダ

 ホンダの7月の世界生産台数は、前年同月比3.3%減の26万8520台と6カ月連続で減少した。中でも厳しいのが中国で、市場の競争激化によりEV販売が低迷しており、同75.1%減の1万3932台と4分の1まで落ち込んだ。10カ月連続の前年割れと、月を追うごとに減少幅が拡大しており、回復の兆しは見えていない。インドネシアも低迷し、アジアトータルでも同41.1%減の5万125台と、こちらも10カ月連続で減少した。一方、主要市場の北米は、「CR-V」などHEVの販売好調により同19.0%増の14万1166台と2カ月連続で増加した。このうち米国は、同32.0%増の8万8911台と2カ月連続のプラス。それでも中国の落ち込みが響き、海外生産トータルでは同4.7%減の20万70台と7カ月連続の前年割れとなった。

 国内生産は、前年同月比1.0%増の6万8450台と8カ月連続で前年実績を上回った。7月にマイナーチェンジした主力の「N-BOX」がけん引した他、新型EV「スーパーワン」も純増となった。ただ、輸出は北米向けが落ち込み、同8.2%減の8589台と3カ月連続で減少した。

日産自動車

 8社の中で最も厳しかったのが日産だ。7月の世界生産は、前年同月比15.5%減の18万8130台と4カ月連続で前年実績を下回った。海外生産が落ち込み、同22.3%減の13万3029台と4カ月連続のマイナス。8社の海外生産で唯一の2桁%減となった。地域別では、中国が「シルフィ」の減少などにより、同66.9%減の1万6057台と大幅に減少し、4カ月連続のマイナス。メキシコも前年の新型「キックス」の反動減や、「ヴァーサ」の新型への切り替えに加えて、経営再建による規模縮小などもあり、同18.9%減の3万8496台と7カ月連続で減少した。英国も「ジューク」の減少で同6.1%減の2万2104台と4カ月連続のマイナスだった。海外で唯一好調なのが米国で、「ローグ」の増産に加えて、「パスファインダー」や「フロンティア」といった新型車が好調で、同34.2%増の3万8622台と9カ月連続で増加した。

 海外が低迷する一方で国内生産は、前年同月比7.2%増の5万5101台と4カ月連続のプラスだった。新型を投入したEV「リーフ」や小型SUV「キックス」が増加した他、新型「エルグランド」も貢献した。7月の国内登録車販売では、売れ行き好調な新型キックスの他、新型エルグランドの投入もあり、20カ月ぶりに前年実績を上回った。輸出も、大型SUVのインフィニティ「QX80」の好調や「フェアレディZ」の増加で北米向けが同20.8%増と伸長した結果、同6.5%増の3万1222台と3カ月連続で増加した。

 なお、日産は9月10日に国内生産体制の再編を発表。現在九州で生産するミニバンを栃木工場(栃木県上三川町)に移管し、EV販売の低迷で伸び悩む栃木工場の稼働率を底上げする考えだ。将来的には、三菱自動車で生産する日産向け軽自動車を含めて、国内で100万台を生産する方針を打ち出した。

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