日産が伝統デザインを継承した「フェアレディZ」のマイナーチェンジモデルを発売:車両デザイン
日産自動車(日産)は「フェアレディZ」と「フェアレディZ NISMO」のマイナーチェンジモデルを発売した。歴代モデルへのオマージュを取り入れたデザイン刷新に加え、操縦性や乗り心地、走行性能の向上を図った。
日産自動車(日産)は2026年8月27日、「フェアレディZ」と「フェアレディZ NISMO」のマイナーチェンジモデルを発売したと発表した。歴代モデルをモチーフとしたデザインを採用したほか、操縦性や乗り心地、走行性能を向上させている。
標準モデルでは、歴代Zの意匠を取り入れた装備を採用した。フロントフェイスには、1969年の初代S30型から1989年のZ32型まで採用していた「Z」モチーフのフロントエンブレムを復活させた。フロントバンパーの形状も見直し、ノーズ先端を延長することでロングノーズの印象と低くワイドなスタンスを強調した。ダクトやソナーの配置も変更し、フロントリフトと空気抵抗を低減した。
ホイールには、3代目Z31型のエアロディッシュホイールをモチーフとした新デザインを採用した。軽量で剛性の高いアルミ鍛造ホイールを使用する。インテリアには、S30型をイメージしたタンカラーを新たに設定した。
ボディーカラーには、初代モデルの「グランプリグリーン」に着想を得た新色「雲龍グリーン/スーパーブラック」の2トーンを追加した。2トーン5種類、モノトーン5種類の計10色を用意する。
走行性能面では、大径モノチューブショックアブソーバーを採用し、ダンパー受圧面積を従来モデル比で26.6%拡大した。路面からの入力による車両姿勢の変化を抑え、高速走行時の安定性と乗り心地を向上させた。12.3インチのフルカラー液晶メーターには、S30型から現行モデルのRZ34型までのシルエットが順に現れるオープニング映像を採用した。
フェアレディZ NISMOには、顧客からの要望が多かった6速マニュアルトランスミッション(6MT)をラインアップに追加した。専用ショートストロークシフトを採用し、MT専用のエンジン制御によってアクセル操作に対する応答性を高めた。走行モードには「STANDARD」と「SPORT」の2種類を用意し、それぞれ異なる加速特性やサウンド設定を採用した。
また、同モデルでは、ブレーキやシャシー性能も強化している。フロントブレーキには「NISSAN GT-R」で採用していた2ピースドリルドローターを搭載し、放熱性能の向上と軽量化を図った。サスペンション設定も見直し、路面追従性や旋回性能を高めた。ステアリングには低フリクションラックを採用している。
両モデル共通の新装備として、Qi2規格対応のワイヤレス充電器を採用。内蔵マグネットによってスマートフォンの位置ずれを抑え、冷却ファンで発熱を抑制する。このほか、燃料供給を安定させる機構や、自転車に対応した衝突被害軽減ブレーキを搭載した。
フェアレディZは、1969年に初代S30型が登場した。今回の改良では、初代からZ32型まで使用していたエンブレムや、S30型をイメージしたボディーカラーと内装、Z31型をモチーフとしたホイールなど、歴代モデルの意匠を現行モデルに取り入れた。
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