「ホワイトハラスメント」による転職検討に57%が同意、実際の転職検討は41%:キャリアニュース
エン転職が「ホワイトハラスメント」に関する調査結果を発表した。ホワハラで成長できないことを理由とする転職検討に57%が同意し、指導や注意を受ける機会がないと仕事への意識が低下するという意見が挙がった。
エンが運営する総合転職サイト「エン転職」は2026年8月21日、「ホワイトハラスメント」に関する調査結果を発表した。
同調査は、同年7月1日〜8月2日にかけてオンラインで実施したもので、同サイトのユーザー1385人が回答している。
ホワイトハラスメントとは、上司や先輩がハラスメントに認定されるのを恐れるあまり、部下や後輩に過度な配慮をすることで成長機会を奪ってしまうことを指す。ホワイトハラスメントという言葉については、全体の57%が「知っている」と回答した。内訳は「内容をよく知っている」が12%、「概要は知っている」が45%となっている。
ホワイトハラスメントによって成長できないことを理由に転職を検討する考え方については、全体の57%が「同意できる」または「どちらかといえば同意できる」と答えた。年代別では20代の「同意できる(どちらかといえば、を含む)」の回答割合が66%と最も高く、全体を9ポイント上回っている。
前問で「同意できる」「どちらかといえば同意できる」と回答した人からは、指導や注意を受ける機会がなくなることで仕事への意識が緩む、成長できなければスキルを身に付けられない、成長機会や達成感が減ることで仕事への意欲が低下するといった意見が挙がった。
一方で、「同意できない」「どちらかといえば同意できない」と答えた人からは、上司と対話して指導や教育をしてほしいと伝えるべきとの考えや、職場以外にも能力を高める機会があるとの意見があった。また、仕事での成長と私生活のどちらを重視するかは個人によって異なるため、一律には判断できないとの回答も見られた。
15%がホワイトハラスメントを経験
職場で実際にホワイトハラスメントを受けた経験があるかを尋ねたところ、「ある」は全体の15%を占めた。20代は15%、30代は11%、40代以上は16%となっている。
ホワイトハラスメントの経験者に具体的な内容を複数回答で尋ねると、「仕事を任せない」が61%で最多となった。重要な業務や難易度の高い案件から外し、簡単な作業ばかりを割り当てるケースが該当する。次いで、本人の意思を確認せず退社させる「強制的な定時退社」が34%、関係悪化を恐れてミスへの注意や適切な指導、助言を避ける「フィードバックをしない」が22%となった。
もし、自身がホワイトハラスメントを受けた場合に転職を検討するきっかけになるかについては、全体の17%が「なる」、24%が「どちらかといえばなる」と回答した。合計で41%に達している。
「なる」「どちらかといえばなる」と回答した理由は、「仕事で成長したいから」が64%で最多。年代別では20代が73%、30代が77%となり、若い年代の回答割合が全体を上回った。過度な配慮によって業務経験を積む機会や指導を受ける機会が減ることを、キャリア形成上の問題と捉えているようだ。
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