使用済みドラムユニットを「新品同等」に、ブラザー工業が欧州で再生開始:製造マネジメントニュース
ブラザー工業は、スロバキアの生産拠点において使用済みドラムユニットの再生事業を開始した。回収した使用済み品を清掃や部品交換により新品同等の品質へと再生し、廃棄物のさらなる削減と循環型社会の実現を目指す。
ブラザー工業は2026年8月24日、スロバキアの生産拠点である「ブラザーインダストリーズ(スロバキア)」において、レーザープリンタおよび複合機向けの使用済みドラムユニットの再生を同年7月に開始したと発表した。
ブラザー工業は2004年からトナーカートリッジの再生を手掛けているが、今回新たにドラムユニットへと再生対象を拡大した。グループ内で回収から再生、再出荷までを一貫して行う体制を整えることで、廃棄物のさらなる削減を推進する。
トナーカートリッジ再生の技術を応用
ブラザーインダストリーズ(スロバキア)が開始した再生への取り組みでは、顧客から回収した使用済みドラムユニットに対し、清掃や部品交換を行い、品質検査を経て新品と同等の品質へと仕上げる。
ブラザーグループでは、2004年からレーザープリンタや複合機で使用されたトナーカートリッジを回収し、新品と同等品質の製品へ再生して再出荷する取り組みを継続している。グループ全体で2026年3月末までに4500万個以上のトナーカートリッジを再生した他、ドイツの環境ラベル認証である「ブルーエンジェル」を取得するなど外部からも高い評価を受けている。2024年にはインクジェットプリンタや複合機で使用されるインクカートリッジの再生にも取り組みを広げており、ドラムユニットの再生においても従来のトナーカートリッジ再生で培った技術やノウハウが生かされているという。
ブラザーグループは「ブラザーグループ 環境ビジョン2050」において、2050年に向けた資源循環の最大化により、資源の持続可能な利用と廃棄物による環境負荷の最小化を目指している。中期的な取り組みとして、2030年度までに製品へ投入する新規資源量を、2022年度比で25%削減する目標を掲げている。
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