水道水での洗顔をやめると肌が変わる! 弱酸性軟水でバリア機能向上:医療技術ニュース
パナソニック HVAC & CCは、弱酸性かつ軟水の水による洗顔が肌状態に及ぼす影響を検証し、ヒト介入試験で保湿やバリア機能への効果を確認した。経表皮水分蒸散量は19%改善した。
パナソニック HVAC & CCは2026年7月27日、神戸大学と共同で、弱酸性かつ軟水の水を用いた洗顔が肌状態に及ぼす影響をヒト介入試験で検証し、肌の保湿とバリア機能への効果を確認したと発表した。
肌のバリア機能を保つには、肌表面を弱酸性に維持することが重要だ。今回の研究では、水質を弱酸性に調整し、カルシウムやマグネシウムを除去した「弱酸性軟水」を開発。その効果を検証した。
試験は、40〜50代の健常な男女27人を対象に実施した。参加者は、pH4.2±0.4、硬度10ppm以下の弱酸性軟水と、pH7.8±0.7、硬度10ppm以下の中性軟水をそれぞれ4週間ずつ使用して洗顔し、洗顔後の肌状態の測定と主観評価を実施した。その結果、弱酸性軟水使用により、肌のバリア機能に関連する経表皮水分蒸散量(TEWL)が水道水使用時と比較して、左頬で19%改善した。
肌の保湿力に関連する角層水分量は、弱酸性軟水、中性軟水の両方に良化した。これにより、軟水そのものが肌の保湿力改善に寄与することが分かった。皮膚粘弾性は、弱酸性軟水の使用により改善が見られた。主観評価でも「しっとりする」「すべすべする」といった項目で評価が向上した。
今回の成果から同社は、弱酸性軟水が肌状態を良化させたプロセスとして、軟水効果による角層水分量の向上と、弱酸性効果による即時的および長期的肌環境改善という2つのアプローチからなる作用機序仮説を立てている。
同社は今後も水や空気といった身近な環境要素に関する技術的検証を進め、弱酸性軟水に関する研究を継続していく方針だ。
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