アスエネがCO2可視化プラットフォームの英企業を買収、グローバル展開加速:脱炭素
アスエネは、サプライチェーンのCO2可視化プラットフォーム「Secaro」を展開する2degreesの全株式を取得した。欧米の顧客基盤やサプライチェーンデータ管理の知見を取り込み、グローバル展開を加速する。
アスエネは2026年7月23日、サプライチェーンのCO2可視化プラットフォーム「Secaro」を展開する2degrees(Secaro)の全株式を取得し、M&Aを実施したと発表した。
Secaroは、同名のサプライチェーンCO2可視化プラットフォームを中心として、サステナビリティデータの収集や分析のほか、企業とサプライヤーが協働して脱炭素化を進めるプログラムを提供している。自動車や製薬、消費財などの分野で、90カ国以上、8000社を超える製造業のサプライチェーンネットワークを持つ。
アスエネは、日本やアジアでトップクラスの導入実績とシェアを誇るAI(人工知能)サステナビリティ統合プラットフォーム「ASUENE」に、Secaroが持つ欧米の顧客基盤やサプライチェーンデータ管理の知見、世界有数の企業ネットワークを取り込む。これにより、アジアと欧州、米国をつなぐグローバル事業基盤を強化する。
近年、世界的な動向として、サプライチェーン全体を含めたCO2排出量の把握と情報開示が企業に求められている。特に、多くの企業で排出量全体の大部分を占めるScope3排出量については、サプライヤーからの一次データ収集や削減活動の推進が課題となっている。アスエネは両プラットフォームを組み合わせることで、世界の企業の脱炭素経営を支援するグローバルプラットフォームの確立を目指す。
なお、取得総額は業績連動型の追加対価であるアーンアウトを含め、最大60億円になる見込みだ。アスエネは今後、同年12月末までに、欧州事業会社ASUENE EUROPEとSecaroを統合する。
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