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脱自動車でもDMG森精機が業績再上方修正、2028年度にピーク利益計画製造マネジメントニュース(2/2 ページ)

DMG森精機は、2026年度上半期(2026年1〜6月)の決算概要と2028年度までの中期事業計画を発表。受注額は半期ベースで過去最高を記録した他、2026年度の通期業績予想を早くも再上方修正し、2028年度にはピーク利益の更新を見据えている。

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MX戦略を加速、エッジで動くフィジカルAIモデル開発へ

 DMG森精機では近年、MX戦略を推進している。このMXは、5軸加工機や複合加工機を用いた工程集約や自動化の拡大によって、GX(グリーントランスフォーメーション)を実現する取り組みだ。そして、それらの全工程で生まれるデータを活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)によって、ライフサイクル全体の持続可能性や効率を高めていく。「MXという大きな方針を広く顧客及び社会に浸透させることができた。MX戦略の基礎固めができた。2028年に向けて、これからその成果を刈り取っていく。商品またはシステムとして、社会に実装していき、より強い収益構造を実現する」(森氏)

2028年度の業績目標の概要
2028年度の業績目標の概要[クリックで拡大]出所:DMG森精機

 中期の目標達成に向けて、メーカーとして世界各地にある18の生産拠点のさらなる効率化と更新を進めていく。これらは年間300億円の設備投資でまかなっていく。

 グループ会社のWALCやDMG MORI Digitalおよび産業技術総合研究所と連携して、生産設備データエコシステムの構築と、製造フィジカルAIに向けた基盤モデルの研究開発に取り組む。DMG森精機のクラウドプラットフォーム「CELOS Xchange」を基盤に、協力企業約100社、約1000台の生産設備からデータを収集し、産総研を通じて暗号化、匿名化した上で高精度な加工を支える製造フィジカルAI(人工知能)の基盤モデルを開発する。

中期の経営戦略目標
中期の経営戦略目標[クリックで拡大]出所:DMG森精機

「現状の高度なAIは、クラウドを活用しないとなかなか使えない。ただ、2030年ごろには、高精度なCPUが世にたくさん出てきて、価格も低価格化していく。それまでの間に、エッジAIで使うためのモデルを作らなければならない。そのために産総研とともに集める100社、1000台のデータやわれわれの基盤とつながっている1万台のデータを用いて、デジタルツインモデルを作る。それを個々の機械に搭載していくことで、クラウドを使わなくても、かなり高度なAIがエッジ側で使えるようになる」(森氏)

 DMG森精機としても、過去20年、約3000件のテスト加工のデータが蓄積されており、約1万台規模の実稼働データと合わせて、森氏は「エッジAI、フィジカルAIの工作機械としての最先端をさらに突き詰めていく3年間にしたい」と語った。

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