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脱自動車でもDMG森精機が業績再上方修正、2028年度にピーク利益計画製造マネジメントニュース(1/2 ページ)

DMG森精機は、2026年度上半期(2026年1〜6月)の決算概要と2028年度までの中期事業計画を発表。受注額は半期ベースで過去最高を記録した他、2026年度の通期業績予想を早くも再上方修正し、2028年度にはピーク利益の更新を見据えている。

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 DMG森精機は2026年8月4日、オンラインで記者会見を開き、2026年度上半期(2026年1〜6月)の決算概要と2028年度までの中期事業計画を発表した。受注額は半期ベースで過去最高を記録した他、2026年度の通期業績予想を早くも再上方修正。2028年度にはピーク利益の更新を見据えている。

上半期受注は過去最高を記録、「日独製工作機械に需要」

 2026年1〜6月の連結受注額は前年同期比34.8%増の3352億円となり、半期ベースで過去最高の受注額を記録した。4〜6月の連結受注額は、同40.5%増の1798億円となっており、四半期ベースでも過去最高を記録した。5軸加工機、複合加工機、超音波加工機などのMX(マシニングトランスフォーメーション)の受注が好調な上、価格競争力があるBX(ベーシックマシン)機の受注額が前年同期比96%増と伸びており、機械受注の拡大につながった。2026年6月末時点の受注残は3030億円となった。

2026年度上半期の決算ハイライト
2026年度上半期の決算ハイライト[クリックで拡大]出所:DMG森精機

 受注はグローバルで伸長した。いずれも前年同期比で、EMEA(ドイツ含む欧州、中東、アフリカ)は35%増、米州が28%増、日本が24%増、アジアが40%増、中国が72%増となった。産業別に見ても、航空、宇宙、防衛、メディカル、データプロセス、電力、エネルギー、船舶、金型など、自動車関連を除く幅広い産業で受注が増加した。

 DMG森精機 代表取締役社長の森雅彦氏は「日本製およびドイツ製の工作機械に対する世界の需要が高まっている。大きく2つの要因があり、1つは機械の更新需要が出てきている。例えば航空分野では、30〜40年前の大型の機械を置き換える際に、当時と比べて今は同様の機械を作っているメーカーが少ない。そのため、われわれのようなメーカーに受注が集中している。もう1つは、データハンドリングや航空、宇宙に代表される新しい産業が盛り上がってきた。そこに同時5軸加工機やミルターンの機械がマッチした。この2つの要因が、重なっている状況だ」と話す。

2026年度上半期の決算概要
2026年度上半期の決算概要[クリックで拡大]出所:DMG森精機

2028年度は受注額7000億円、ピーク利益更新を計画

 2026年度上半期の売上高は、前年同期比21.6%増の2767億円、企業の収益性を示すEBITDA(利払い前、税引き前、償却前利益)は同21.1%増の278億円、EBITDA率は10.1%、EBIT(利払い前、税引き前利益)は同43%増の93億円、EBIT率は3.4%だった。

 航空、宇宙、防衛、電力、エネルギーなどの産業は長期需要予測に基づいて設備投資計画を立てている。DMG森精機としては2028年度に受注金額7000億円、売上高6800億円、EBIT685億円を計画している。前回のピークだった、2023年度の売上高5395億円、EBIT554億円を更新する。

 好調な決算に伴い、2026年度の業績見通しも上方修正した。連結受注額は、第1四半期決算発表時に増額した5800億円からさらに6300億円へと上方修正した他、売上高は従来の5650億円から5800億円、EBITDAも同様に650億円から670億円、EBITは280億円から300億円へと増額修正した。

2026年度の業績予想
2026年度の業績予想[クリックで拡大]出所:DMG森精機

「欧米や日本の大企業との取引が増えており、彼らの新工場建設も関連した設備投資になっている。2028〜29年までの工場建設などの計画がしっかりと見えており、それらの工場に納入される機械がどれくらいになるのか、という予測を立てている。2025年度を底として、かなりのハイペースで受注が増えていくと想定している」(森氏)

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