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酷暑と電磁波の課題にナノテクで挑む、ヤマシンとミツフジが協業材料技術(2/2 ページ)

深刻化する気候変動や電子機器の電磁波ノイズ問題。この社会課題に挑むため、ヤマシンフィルタとミツフジがタッグを組んだ。

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「呼吸する電磁波シールドフィルタ」

 山崎氏は「電子機器はその性質上、電磁波ノイズが発生する。このノイズは、機械の誤作動や通信エラーを引き起こす。センサーの高性能化やメモリの大容量化に伴い、電子機器で発生する電磁波ノイズは今後さらに増える。従って、今後はさらにシビアな電磁波ノイズ対策が求められる。特に電磁波ノイズ対策が必要となるのはデータセンターだ。今後も増え続けるデータセンターにおいて電磁波ノイズ対策は必須である」とコメントした。

電磁波干渉の深刻化
電磁波干渉の深刻化[クリックで拡大] 出所:ヤマシンフィルタ

 その上で、「データセンターにおける電磁波ノイズ対策として最もシンプルなのがサーバなどの機器を金属で覆ってしまうことだ。こうすれば、外部に電磁波ノイズが出ない。しかし、弊害もある。覆ってしまうと熱がこもってしまう。そのため、こうした対策を採用しているデータセンターでは多くの電力を消費して大規模な排熱システムを稼働させている」と警鐘を鳴らす。

 そこで今回の提携では、AGpossの高い電磁波遮蔽(しゃへい)性能と、ヤマシンフィルタのナノファイバー技術の通気構造を組み合わせる。これにより、熱や風はスムーズに通して冷却効率を維持しながら、電磁波ノイズを必要水準まで減らす「呼吸する電磁波シールドフィルタ」を共同開発し、放熱と電磁波対策を同時に実現する。

シールド性と通気性を両立する「呼吸する電磁波シールドフィルタ」
シールド性と通気性を両立する「呼吸する電磁波シールドフィルタ」[クリックで拡大] 出所:ヤマシンフィルタ
呼吸する電磁波シールドフィルタのイメージ
呼吸する電磁波シールドフィルタのイメージ[クリックで拡大] 出所:ミツフジ

 なお、会場では、東京医療保健大学 バスケットボール部所属の後藤音羽選手が開発中の“正確な”体調管理デバイスを装着することで実際にモニタリングした心電波形を披露した。また、通話中のスマートフォンを呼吸する電磁波シールドフィルタに入れ、その場で圏外にするというデモンストレーションを実施し、電磁波を遮りながら、空気と熱は通すという特性を紹介した。


フォトセッション。山崎裕明氏(左)と三寺氏(右) 出所:ヤマシンフィルタ

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