三菱電機、欧州データセンター向け冷却システム事業拡大でオランダ企業を買収:製造マネジメントニュース
三菱電機は、空調システムの販売、工事、保守会社であるオランダのAPACグループとCOMPACグループを完全子会社化した。欧州におけるデータセンター向け冷却システム事業の拡大を図る。
三菱電機は2026年7月14日、100%子会社のMitsubishi Electric Hydronics&IT Cooling Systems(MEHITS)を通じて、オランダの空調販売、工事、保守会社であるAPACグループとCOMPACグループの全株式を同月13日に取得し、完全子会社化したと発表した。
APACグループは、データセンター向け冷却システムの販売、据え付け工事、保守を展開する。COMPACグループは、産業用の大型設備で顧客の要求仕様に応じてカスタム設計されるアプライド空調システムの販売、据え付け工事、保守を手掛けている。いずれも所在地はオランダのユトレヒト州だ。
欧州におけるデータセンターの主要集積地としては、フランクフルトやロンドン、アムステルダムなどが知られている。これらの主要都市に加え、北欧や南欧でもデータセンターの建設が進んでおり、冷却システムに関する工事や保守の需要が拡大している。
今回の買収で、三菱電機の幅広い製品群と両グループが持つ据え付け、保守のノウハウを統合する。これにより、機器の販売から据え付け工事、運用、保守までを包括するワンストップサービス体制を強化し、欧州でのデータセンター向け冷却システム事業の拡大を目指す。
三菱電機は今後、電源システムや設備監視、セキュリティといったユーティリティー設備を組み合わせた、データセンター向け総合ソリューションの提供も視野に入れている。
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