ニュース
門型五面加工機のデジタルツイン基盤、加工前の事前検証を大幅効率化:工作機械
ニデックマシンツールは、門型五面加工機「MVR」シリーズ向けに、「デジタルツインプラットフォーム Nidec NC Twin」の販売を開始した。
ニデックマシンツールは2026年7月1日、門型五面加工機「MVR」シリーズ向けに、「デジタルツインプラットフォーム Nidec NC Twin」の販売を開始したと発表した。
同製品は、実機の動作や加工を仮想空間上で高精度に再現、シミュレーションするシステムとなっている。大型工作機械による加工前の事前検証(デバッグ)工程を仮想空間へ置き換えることで、生産性向上と省人化を実現する。
主な機能は動作確認、加工時間、加工面品質の3つのシミュレーション機能となっている。動作確認のシミュレーションでは、まず実機と同じNCプログラムをPC上の仮想空間で実行し、アタッチメントを含む複雑な機械動作やワークの状態を再現。ユーザーによる環境構築を必要とせず、主軸とワーク、機械内部との干渉を高精度に可視化する。
加工時間のシミュレーションでは、高精度なサイクルタイム検証により、生産コストの見積もりや量産工程検討の精度向上に貢献する。加工面品質のシミュレーションでは、パラメータチューニングによる加工面品質の推定が可能となっており、実機による試削の繰り返しを抑え、狙いとする加工品質の早期実現を支援する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
工作機械が30台集結、ニデックが共創型技術拠点を滋賀に開設
ニデックマシンツールら4社は、滋賀県に開設した技術拠点「テクニカルセンター」を共同で運営する。各種工作機械30台と関連技術を集約し、実機を用いた加工検証や工程の最適化などを行う共創型拠点として展開する。
TAKISAWAが工具主軸型複合加工機、旋盤加工から歯車加工まで集約
ニデックのグループ会社であるTAKISAWAは、工具主軸型複合加工機「TEX-2500S」の本格販売を開始した。複合CNC旋盤からATC(自動工具交換装置)搭載型複合加工機へのスムーズな移行を実現する。
機械加工とは何か、元工作機械エンジニアが改めて考える
本稿では、元工作機械エンジニアが、機械加工とは何かについて改めて考えます。
ニデック工作機械会社トップたちは牧野フライスTOBで何を語ったか
牧野フライス製作所へのTOBを開始したニデックが、傘下の工作機械メーカーのトップとともに記者会見に臨み、牧野フライス製作所へのメッセージなどを語った。
ニデックが設置面積24%減の立形マシニングセンタ、省スペースと生産性両立
ニデックオーケーケーは、立形マシニングセンタの新機種「VN5」を発売した。従来機比で設置面積を約24%削減し、シンプル設計と高出力主軸で省スペースと生産性を両立する。
振り返るニデック 対 牧野フライス
MONOistに掲載した主要な記事を、読みやすいPDF形式の電子ブックレットに再編集した「エンジニア電子ブックレット」。今回は、ニデックによる牧野フライス製作所へのTOBに関する経緯をまとめた「振り返るニデック 対 牧野フライス」をお送りします。

