薄肉でも透けない白色3Dプリンタ素材を発売、反りや変形を抑制し安定造形:材料技術
東京インキは、高い白色度や反射率および遮光性を実現した3ポリプロピレン製3Dプリンタフィラメント「PP Super White」を2026年8月3日に発売する。
東京インキは2026年7月8日、公式コーポレートサイト内の販売Webサイト「e-shops」で、ポリプロピレン(PP)製3Dプリンタフィラメント「PP Super White」を同年8月3日に発売すると発表した。
一般的な熱溶解積層方式の3Dプリンタ―で使用可能
同社には、放射線(β線)測定用プラスチックシンチレータ「ルミネード」の販売を通じて、シンチレーション光の反射材として活用可能な素材を3Dプリントで成形したいという要望が多数寄せられていた。
従来、シンチレーション光の反射材はシートや塗装などで対応するケースが多く、自由な形状設計との両立が難しいという課題があった。
そこで、同社はプラスチック材料設計技術を生かし、充填(じゅうてん)しながら高い分散性も実現したPP Super Whiteを開発した。
PP Super Whiteは、白色顔料を高濃度かつ均一に分散することで、一般的なホワイトフィラメントと比較して高い白色度や反射率および遮光性を実現した3Dプリンタ用フィラメントだ。高い隠蔽(いんぺい)力により、薄肉造形でも内部の透過を抑え、均一な白色外観を実現する。
さらに、顔料が均一に分散されているため、色ムラや濃淡のばらつきを抑えられる他、造形物全体で安定した色調と外観に仕上げられる。反りや変形も抑制でき、安定した造形が可能だ。連続造形や大型造形にも対応する。
同製品は、一般的な熱溶解積層(FFF)方式の3Dプリンタで使え、フィラメント径は1.65〜1.75mmで、安定した供給と造形を実現する。
同社は一般用途に加え、光学用途や研究開発用途での活用も期待される機能性ホワイトフィラメントとしてPP Super Whiteを展開していく。
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